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一流になれなかった元アスリートのブログ。憧れの存在であるトップアスリートの「思考・行動パターン」を真似したくて日々奮闘中。

【新谷仁美】元陸上女子長距離界のエース、4年ぶりに現役復帰!

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※ 写真は「朝日新聞デジタル」より

13年モスクワ世界陸上女子1万メートルで5位となり、14年1月に25歳で引退した新谷仁美選手(ナイキTOKYO TC)が現役復帰!陸上ファンにとっては、胸が熱くなるニュースである。

5年ぶりのレースとなった6月9日の「日体大長距離競技会」に出場し、9分20秒74で2位となった。本人的には「1キロ3分5秒ペースが最低ライン」と不満の残る内容だったようだが、ブランクがあってもこのタイム。「腐っても鯛」というか、さすがは元トップアスリートだ。

このレース後のインタビューがネットに上がっていたのだけど、「外に出て行った嫁が出戻ってきた」「走るのは全然楽しくもないし、しんどい。何が楽しいのかわからない」「戻ることは迷わなかった。バカなんで」「(ゼッケンが年齢と同じ30番)嫌みかと思いましたよ。新谷も30なんだって。だいぶ不満ですね」など、あけすけな”新谷節”は今も健在!こうしてまたコメントが聞けるようになったことが、ただただ嬉しい。

インタビューでは、普通のOLとして働いていたこの4年間のことを聞かれて、次のように話していた。

「外の世界の方が厳しいってことが身を持ってわかった」
「自分のできなさ加減に直面した」
「人間関係に関しても、昔から性格に難があったんですけど、今も相変わらず難しい性格をしている。それにより一層磨きがかかったのかなって」
「人と関わるのもほどほどにしろと。深い関係にならず、かといって浅い関係で続くようなかんじでもなく。距離感のようなものを勉強させてもらった」
「(誰かの一言が復帰のきっかけになった?)ないです。友達も少ないので」


新谷選手はどんなレースでも駆け引きゼロで、常に先頭引っ張るその”走りっぷり”が魅力的なのは言うまでもないけど、こんなふうに人付き合いがうまくできない、不器用なところも、自分はとても好ましいと思う。陸上でも外の世界でも何でも卒なくこなして、友達付き合いも充実している人よりも、”人間味”があっていい。

SEKAI NO OWARISaoriこと、藤崎彩織さんのデビュー作『ふたご』の中に、「みんなから嫌われてるやつのこと、俺、嫌いじゃないよ」「俺は寂しそうなやつって、魅力的だと思うよ」というセリフがあったけど、新谷選手に対しても同じことを思う。

 

魅力的な欠点がひとつあれば、どうしようもなく愛される。
人が人を好きになる時は、長所よりも欠点に惹かれることが多いもの。
(答えはすべて本に書いてある/川上徹也)

 

新谷選手のツイッターの自己紹介には「普通のOLです」と書いてあるのだが、今は円満退社し、また走ることが仕事になったそうだ。「走るのは今でも大嫌いです。でも悔しいけど、ここが自分の居場所だと思う」

40キロまで体重を絞って臨んだモスクワ世界陸上の”魂の走り”を見て、涙を流した陸上ファンも多かっただろう。あの小気味よいピッチ走法を、東京五輪のトラック競技で見られると嬉しい。

 

新谷仁美選手から学んだこと

人が人を好きになる時は、長所よりも欠点に惹かれることが多いもの。