人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

一流になれなかった元アスリートのブログ。憧れの存在であるトップアスリートの「思考・行動パターン」を真似したくて日々奮闘中。

【本橋麻里、原晋】組織を強くするためのリーダーのあり方

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※ 写真は「朝日新聞デジタル」より

藤沢五月らLS北見の祝賀パレードに1万2千人(3/21 日刊スポーツより)

 平昌五輪カーリング女子で銅メダルを獲得したLS北見の祝賀パレードが21日、北海道・北見市内で開催された。気温約1度の中、本橋麻里、藤沢五月、吉田知那美鈴木夕湖吉田夕梨花の選手5人と小野寺亮二コーチ、大森達也トレーナーが声援を受けて登場した。
 特別仕様のトラックに乗り込み、市内中心部の商店街を約600メートル、30分かけて移動。沿道には約1万2000人が集まり、藤沢は「寒い中、たくさんの方に声をかけていただきました。ありがとうございました」と感謝の気持ちを口にした。


3月21日に行われた、LS北見の祝賀パレード。5人の満面の笑顔が、澄み切った青空にとてもよく映えている!乗っているのが高級車ではなく、トラックの荷台というのも素朴で温かみがあっていい。

オリンピック期間中、集音マイクを通して、氷上でプレーしていた4人のチームワークの良さが伝わってきたけれど、キャプテン・本橋麻里選手の存在なくしては銅メダル獲得はならなかっただろう。10年8月の創設当初は、周囲から「無理だ」と言われ、選手の勧誘・コーチの招請・練習場所の確保など、すべてを1人でこなしていたのだ。

LS北見のジャージには、今でこそたくさんのワッペンが貼ってあるが、これらは活動費用を賄うためのスポンサー集めを、マリリンが相当頑張った証拠。五輪ではリザーブに回り、夜遅くまで一人でストーンや氷の状態を確認し、「もぐもぐタイム」のおやつも調達。東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』ならぬ、『カーラーMの献身』があってこその快挙である。

そんな本橋選手が一から作り上げた「そだねージャパン」について、先日の日本経済新聞で原晋さん(青山学院大学陸上競技部監督)が次のようにコメントしていた。

「戦況に応じた自主的な判断の連続は、日ごろから自分で考え、行動する習慣が身についていないとできることではない。単なる仲良しグループではない成熟したチームに、我々が追い求める理想の組織、目指すべきチームの完成型をみた」

さすが原監督。選手のルックスや食べているおやつにばかり注目しがちな私たちとは、思考のレベルが違う。これはあるべきリーダー像、つまり「リーダーシップの本質」について語っているのだ!

記事によると、「組織を率いる者はトップに君臨して睨みを利かせるのではなく、”サポーター”的な存在でいることが大事」で、本橋選手はまさにその象徴とのこと。

言われてみると確かに、試合中はずっとコーチボックスにいたし、事細かな指示は一切出していなかったように思う。それでも結果を残せたのは、選手たちに”自主性”が育まれていたからだろう。

原監督は就任から15年かけて、段階的にチームに介入する度合いを薄めてきたそうだ。どうしたら強くなれるか、勝てるかを部員たちに徹底的に考えさせる。自主運営を成立させて、自分は一歩引いた形で全体を見渡す。こういった地道な土壌づくりがあったから、質のいい花が咲いた(=箱根駅伝4連覇)のである。

スポーツ界では、未だに上からの指示待ちで動く”依存型”のチームが存在している。でも優秀な指導者がいるからといって、チームが強くなるとは限らない。団体競技で結果を出すためには、選手の自主性が不可欠。「リーダーシップの本質=サポート」なのだと、LS北見のパレードの映像を見て改めて実感した。

本橋麻里選手&原晋監督から学んだこと

リーダーシップの本質はサポートである。