人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【郷亜里砂、神谷衣理那】遅咲き&苦労人のスプリンターが平昌切符をGET!

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(※ 写真は「産経ニュース」より。前列右から2番目が神谷選手、3番目が郷選手)

小平奈緒、女子初の五輪金へ「出し切る」…スピードスケート代表16人発表(12/31 スポーツ報知より)

◇スピードスケート 平昌五輪代表選考会最終日(30日、長野市エムウエーブ)
 女子5000メートルと男子1万メートルを行い、試合後に平昌五輪の男女日本代表16選手が発表された。女子5000メートルでは高木菜那(25)=日本電産サンキョー=が7分12秒18の2位。2大会連続、妹の美帆(23)=日体大助手=と姉妹そろって初めての出場を決めた。

郷亜里砂 「時間はかかったけど、やっと五輪の舞台に立てる。楽しみながら、表彰台に立てるようにベストを尽くしたい」
◆神谷衣理那 「4年前外れたけど、たくさんの方に支えてもらいここまで来られた。最高のパフォーマンスが出来るよう頑張りたい」  


スピードスケートの平昌五輪代表16人が発表され、女子500メートルで郷亜里砂選手(イヨテツスピードクラブ)と神谷衣理那選手(高堂建設)が初の五輪切符を掴んだ。同種目では、W杯15連勝中の女王・小平奈緒選手(相沢病院)に注目が集まりがちだが、遅咲き&苦労を重ねてきた二人のスプリンターのことをもっと多くの人に知ってもらいたくて、今これを書いている!

今月30歳を迎えた郷選手は、山梨学院大学を卒業後、所属先が決まらずに引退を考えたこともあったそうだ。その後も国体開催地の強化選手として、山口県愛媛県などいくつもの所属先を渡り歩くなど、練習環境に苦労しながら競技を続け、ソチ五輪代表を逃しても「まだやりきっていない」と奮起。遠回りの末に夢舞台に辿り着いた。これまでの経歴を聞くだけで、応援したくてたまらない気持ちになる。

一方の神谷選手は、今日1月5日が誕生日の26歳。4年前のソチ五輪代表選考会では500メートルで3位に入り、選出は確実とみられたが、メダルが期待された団体追い抜きのメンバーが優先され、まさかの落選という憂き目に遭った。

競泳のように、五輪の派遣標準記録が明確になっていて、選考会でそのタイムに届かなかったのなら諦めもつくけれど、「選考委員会による決選投票」で出場の可否を決められるのは、どうしても不透明な部分が残る。いくら実力があっても、そのときの首脳陣に選ばれた選手でないと日の丸はつけられないのだ。

神谷選手はショックのあまり、いったん競技を離れてカナダに留学。半年をかけて立ち直り、15年春に復帰した。今回の『平昌五輪代表選考会』では、500メートルで3位に入って代表の座を手にしたが、4位の選手とは僅か0秒14差。これが「4年越しの執念」というやつなのだろう。

他にも、スピードスケートのオリンピアンでは、”三度目の正直”で姉妹揃っての出場が叶った高木菜那選手(日本電産サンキョー)と美帆選手(日体大助手)や、大怪我を乗り越えた菊池彩花選手(富士急)など、ストーリーのあるアスリートがたくさんいる。

追い風を受けているかのように前に早く進むのがスプリンターだが、逆風もまた背中を強く押してくれるものだ。紆余曲折を経て、精神的に強くなった選手たちの笑顔が、来月平昌で見られると嬉しい。

 

郷亜里砂選手&神谷衣理那選手から学んだこと

追い風だけでなく、逆風もまた背中を強く押してくれるもの。