人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

一流になれなかった元アスリートのブログ。憧れの存在であるトップアスリートの「思考・行動パターン」を真似したくて日々奮闘中。

【大迫傑】1時間のインスタライブで語った、世界で戦うプロランナーの考え方

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(※ 写真は「産経ニュース」より)

12月3日に行われた『福岡国際マラソン』で、日本歴代5位の2時間7分19秒という「半端ない」タイムで3位に入った大迫傑選手(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)。

12月13日にインスタライブを実施し、日本と世界の長距離界について約1時間、熱く語っていた内容が充実していたので、備忘録としてコチラに書き残しておきたいと思う。
 

ー ラップやファラーを尊敬しているか

俺はすべての人を尊敬してる。箱根駅伝の選手も尊敬してる。箱根駅伝に出る選手からも、区間20番の選手からも、学ぶことはすごく多い。自分のプライドがあるからと言って、学ぶことを少なくしたくない。全部自分のものにしたいだけ。そこはプライドもないし、言い訳もない。

ー マラソンはメンタル競技

いかに力を小出しにするか。そういうの日本人はすごくうまい。最後まで我慢できるし。

ー 違う世界で活躍している人について 

陸王』は見てない。でも和田正人さんは、紆余曲折があって頑張ってる方だから、尊敬してる人の一人。陸上の努力は簡単。でも、一回そこから出ると違う努力が必要。そういうことをしている人はすごく尊敬してる。違う世界で慣れなきゃいけないし。だから異種目というのは尊敬する対象。和田さんしかり、綾野剛さんしかり。自分とは違う世界で活躍している人は、全員すごいと思っている。でもプライドが高い人はそれを認めない。すごいものはすごいと認めることが大事。俺はまず称賛から入る。

― あの人は特別だと意識しすぎないこと

瀬古さんは15戦で10勝。そこはすごい。俺は2戦で0勝。瀬古さんはすごく尊敬している。だけど俺は俺だし、大迫傑大迫傑瀬古利彦瀬古利彦。その人たちを特別と意識しすぎない。今回、ゲーレン・ラップがシカゴマラソンを勝った。僕はそのプロセスを知っている。だからそのプロセスを経れば、僕もシカゴマラソンに勝てる、って思うことは大事。日本人は知らずして優勝を語っている。知った上で語るのはいいと思うけど。俺の強みは、誰がどうすれば世界のトップに立てるかを知っていること。現実を突きつけられることも多いけど。ここまでやらなきゃいけないのかという。ドーピングしてるんじゃないかと言う人もいるけど、彼らがどんだけハードなトレーニングをしてるか。選手はドーピング云々を意識するのではなく、ひたすらそこの世界に生きるべき。

ー 知る勇気

知らなければ簡単。だけど知ったら、これをしなきゃいけないと思う。ラップがどれだけきつい思いをして、吐きそうなトレーニングをしているかがわかるからこそ、俺はもっとしなきゃいけないと思うし、逆に彼らをドーピングで片付けてる人たちってすごい愚かだと思う。それを疑ってる人なんかより、全然練習してるし。俺が福岡国際で走れた理由はナイキブームフライの4%というのもすごく愚か。外的な要因をカテにして、自分が努力する方法を狭めている。そう考える人はかわいそう。自分の可能性を信じられないから、外的要因にこだわっちゃうのかな。

ー 「無」になることが大事

福岡国際は30キロまでは無だった。「まだまだ。not yet」って言って自分を抑えて、30キロすぎからは「俺は強い、俺は強い」って言い聞かせて、暗示で走った。

ー 人によって「頑張る量」は違う

弟は弟で頑張ってる。俺の量として見たら頑張ってないけど、アイツはアイツで頑張ってる。だから、自分の価値観を他に当てはめちゃいけないんだなって思った。俺は俺の「頑張る容量」があるけど、他の人はないし。(高校生たちは)今は低くていいんだよ。だけどちょっとずつ、ビーカーを今は200ml入れます。それが210mlになりました。これが大事。ちょっとずつでいいから、広げていける力があれば、意識があれば、絶対強くなれる。

ー「アーティストは表現をする、アスリートは体現をする」

アミューズの上の人の言葉。すごく印象に残っている。僕らは体現をする中で、何かを表していかなきゃいけない。評論家で、偉そうに言ってて、何が響くみたいな。僕らは表現をする必要はないけど、生き方を体現する必要がある。そこに価値を見いだしている。そうでなければならないと思う。だから結果で表したいというか。スポーツ選手は顔も大事だけど、やっぱり一番大事なのは生き方。
 

ー 挫折からの立ち直り

僕、挫折したことないんで。挫折って難しい。自分が失敗に酔ったら、挫折だと思う。俺は失敗に酔ったことはないし、失敗は常に前進するものだと思っている。挫折とか考える人は甘い。


すごく寡黙なイメージがあったので、まずこんなによく喋るんだということに驚いた。今はSNSで何かを発信すると、その言葉尻を捉えられて炎上することも多いのに、それを怖れずに自分の意見をハッキリ主張できるのが素晴らしい。周囲よりも一つ上の目線で、物事を考えているプロランナー。これからも全力で応援します!


大迫傑選手から学んだこと

アスリートは「生き方」を体現する必要がある。