人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

一流になれなかった元アスリートのブログ。憧れの存在であるトップアスリートの「思考・行動パターン」を真似したくて日々奮闘中。

【瀬古利彦】目標としていた舞台に立てる幸せ

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(※ 写真は「DeNAランニングクラブ」のホームページより)

台風22号の影響で29日の「横浜マラソン」が中止に(10/28 スポーツニッポンより)

 29日に開催予定の「横浜マラソン」が台風22号の影響を考え中止となった。同組織委員会が28日、公式サイトで発表。
 「気象庁発表の台風22号の予報によると、明日の大会時には、強風圏に入ることが確実な状況になりました。ランナー及びボランティアの安全確保を最優先に考え、今大会は中止いたします。大会を楽しみにしていた皆様には、大変申し訳ございませんが、ご理解いただきますようお願いいたします」としている。
 同大会にはフルマラソン、1/7フルマラソン車いすを含め、計約2万8000人の参加が予定されていた。


2017年10月29日(日)、市民ランナーの自分は『横浜マラソン』に出場する予定だった。10月はブログの更新頻度をいつもの半分ぐらいに抑えて、トレーニングや体のケアに時間を割き、仕上がりはまずまずと言ったところ。

前日の午後に横浜入り。受付を済ませ、ホテルでゼッケンを付けて、「たとえ大雨でも、絶対に完走するぞ」と覚悟を決めたタイミングでの中止発表。直前のカーボローディングで溜め込んだ炭水化物が、腹の中にとどまることなる(つまりただ太っただけ!)という恐ろしい事実に気づく。人間は、自然の前ではなんと無力なことか・・・。

なかなか気持ちの切り替えができず、呆然としながらホテルのベッドに寝転んでいると、なぜか伝説のマラソンランナー・瀬古利彦さん(現DeNAランニングクラブ総監督)のことが頭に浮かんできたのである!

1978、79年の『福岡国際マラソン』を連覇し、絶頂期の24歳で80年モスクワ五輪を迎えたが、日本は参加をボイコット。出場が叶わなかった。怪我や病気で欠場するならまだ諦めもつくのだろうけど、”国際政治”という個人の力ではどうにもできないことに翻弄されて、戦いの舞台に上がることすらできないというのは、どれほど辛くて、悔しくて、無念なことだったか。

今回、自分も”台風22号”という不可抗力の事由に翻弄されてスタートラインに立てなくなり、(全然レベルは違うけど)少しだけ瀬古さんの気持ちがわかったような気がする。出場予定のフルマラソンが中止になったのは、人生で初めて。これまでにレースで何度も味わってきた”後半に失速する悔しさ”は、大会が無事に開催されたからこそ味わえる”尊い感情”だったのだ。

「目標としていた舞台に立てる」というのは当たり前ではなく、本当に幸せなことなんだと、横浜マラソン当日に「土砂降りの空」を見上げながらひしひしと実感。お腹に溜まったままの炭水化物を消費するため、近々練習を再開しようと思う。

 

瀬古利彦さんから学んだこと

「目標としていた舞台に立てる」のは当たり前ではなく、本当に幸せなこと。