人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【クリス・マレーロ】「本塁踏み忘れ事件」が10万号メモリアル弾の伏線に!

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ついに出た!プロ野球10万号 マレーロがメモリアル弾 100万円ゲット(9/29 スポーツニッポンより)

 シーズン終盤を迎えたプロ野球は29日、セ・パ両リーグ合わせて3試合が行われ、ついに通算10万号となる本塁打が飛び出した。
 オリックスのクリス・マレーロ外野手(29)がロッテ戦の6回に成田からレフトスタンドへ叩き込んでメモリアル弾をマーク。1936年のリーグ戦開始から82年目にして刻まれた区切りの一発に、スタジアムは大歓声に包まれた。
 マレーロは今年6月9日に来日1号を放ったものの、本塁を踏まなかったことで三塁打とされ“幻の本塁打”を放っていたが、そのおかげで?通算10万号を呼び寄せた形となった。 


スポーツでよく使われる言葉として、「記録に残る選手」と「記憶に残る選手」というのがあるが、このたび「記録にも記憶にも残る選手」になったのが、オリックスの助っ人外国人、クリス・マレーロ選手である。

9月29日のロッテ戦で、プロ野球通算10万号となるホームランを放った。どこの世界にもこういう「持ってる人間」はいるものだけど、なんと彼はこの強運を自分で引き寄せていたのだ!


1軍デビューとなった6月9日の中日戦で、左中間へ一発を放ったが、喜びのあまりホームベースを踏み忘れてしまい、来日1号が幻に。でも、このときにきちんと踏んでいたら今回のホームランは「10万1号」だったわけで、賞金100万円を手にすることもなかった。

つまり、自分がやらかした「本塁踏み忘れ事件」がメモリアル弾の伏線になっていたのだ!今、マレーロ選手が滝沢カレンさんに四字熟語であだ名をつけてもらったら、間違いなく「自作自演」になるだろう。

今回、通算9万9999号を放った(本来なら10万号だった)T―岡田選手は「賞金100万円は半分半分ですよ」。本塁踏み忘れを見逃さずアピールした中日・松井雅人捕手は「僕のおかげですよ!賞金を分けてほしいです」。ともに金目当てのコメントが笑える。当の本人は、記者会見に「ベース踏み忘れTシャツ」を着て笑顔で登場。この愛されキャラぶりといったら!

こういうニュースを聞くと、「人生は何が幸いするかわからない」ものだと改めて実感する。2010年のドラフト会議で、ヤクルトは1位で斎藤佑樹選手(日本ハム)を指名したが抽選に外れ、次に塩見貴洋選手(楽天)を指名したがまたも抽選に外れてしまう。そして、3度目の正直で指名したのが、2年連続トリプルスリーを達成した山田哲人選手だったのだ。

くじを2回も外してしまった小川淳司監督(当時)は、「スカウトにも球団の方にも申し訳ない」と肩を落としていたそうだが、今となってはその年一番の当たりクジを引いたと言っても過言ではないだろう。

私たちの日常生活においても、最初は自分が本来望んでいたことではなかったとしても、後々それでよかったと思えることがある。第一志望の大学に落ちても、滑り止めで入った大学で一生の友人に出会えるかもしれないし、第一志望の会社に落とされて、仕方なく内定をもらった会社に入ったら、意外と水が合って毎日楽しく過ごせるかもしれない。

人生をロングスパンで考えて、目の前の失敗や挫折は、のちの伏線に変えればいいんだー。結果的に歴史に名を刻んだマレーロ選手を見ていて、そう思った。

 

クリス・マレーロ選手から学んだこと

人生は何が幸いするかわからない。失敗や挫折は、のちの伏線に変える。