人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【LS北見】宿命のライバルを倒して、いざ平昌五輪へ!

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カーリング LS北見が平昌五輪切符!中部電力下す(9/10 スポーツニッポンより)

 カーリングの平昌五輪女子日本代表決定戦最終日は10日、北海道・アドヴィックス常呂カーリングホールで行われ、第4戦はLS北見が9―5で中部電力を下して通算成績を3勝1敗とし、初の五輪出場を決めた。
 第1、3戦に勝利し、代表切符に王手をかけていたLS北見。第1エンドで3点を獲得し主導権を握ると、第2エンドで1点を返されたが第4エンドでドローが決まり2点。試合を優位に進めた。
 第5エンドは2点を奪われたが、第6エンドは後攻の有利性を生かして1点追加し、第7エンドでは2点をスチール。最後は3点差をつけて歓喜の瞬間を迎えた。(※写真も同記事より引用) 


まさに「破顔一笑」という言葉がよく似合う写真である。チーム創設8年目で、初の五輪出場を決めたLS北見。メンバー5人全員が、歯医者に置いてある模型みたいなキレイな歯並びをしている!サンスターやライオンなどオーラルケア事業を行っている会社は、今すぐCMのオファーをした方がいい。

昨年の世界選手権で2位になり、平昌五輪の出場枠を獲得。「自分たちが権利をとってきたのだから、絶対に日本代表になりたい」と思っていただろう。見ている側としても、一番自然な形に収まったような気がする。

今から4年前、ソチの出場権を獲ってきたのに、決定戦で北海道銀行に敗れて夢舞台への道を断たれた中部電力。そのとき、悔しい思いをしていたスキップ・藤沢五月選手(15年4月にLS北見に加入)がついにオリンピアンになった。試合終了後、万感の思いを込めて古巣の応援席に一礼をする姿を見て、「ええいああ 君からもらい泣き」である。

そしてもう一人の立役者は、サード吉田知那美選手。北海道銀行の一員としてソチ五輪に出場したが、大会後に戦力外通告を受けてしまう。自信を失い、カーリングを辞めることを考えていた彼女に、本橋麻里選手が「代表を目指し、もう一回やろう」と声をかけ、14年6月にLS北見に加入した。

先日、陸上男子100メートルで日本人初の9秒台を出した桐生祥秀選手(東洋大)が、LINEに400通の祝福メッセージが届いたと言っていた。「タイムを出したら親戚が増えるって聞いていたけど、誰だろうっていう人からもきて、これが言われていたやつかと思った」。

それに対して、今年、デビュー作の『影裏(えいり)』で芥川賞を受賞した沼田真佑さんが贈呈式に呼んだ知人は、「自分が腐りかけたときに一緒に飯を食べてくれたり、やけになりかけたときに長電話に応じてくれたり、金のないときに金をくれた人」。

世の中には、都合がいいときだけ寄ってくる人がたくさんいる。でも、結果が出ないときや精神的にきついときに、親身になってくれる人が本当の友達である。吉田選手いわく、「(本橋選手は)カーリングだけでなく、いろんなところで支えてくれた」。そんな恩人の”マリリン”とともに手に入れた五輪切符は、喜びもひとしおだろう。1つの試合の中には、たくさんの人間ドラマがあるのだ!

チームの大黒柱・本橋選手にとっては、トリノバンクーバーに続いて3度目のオリンピックとなる。10年8月の創設当初は周囲から「無理だ」と言われ、選手の勧誘・コーチの招請・練習場所の確保など、すべてを1人でこなしていたそうだ。

今回、試合中に着ていたジャージにはたくさんのワッペンが。活動費用を賄うためのスポンサー集めも、相当頑張ったことが見て取れる。カーリングにかける”情熱”、そして今大会は自分はリザーブに回るという”冷静”な判断、「冷静と情熱のあいだ」が素晴らしい!

チーム名のロコ・ソラーレというのは、「常呂から太陽のような輝きを持ったチームに」という思いが込められている。日本カーリング界初の輝くメダル獲得なるか。平昌五輪の表彰台で、5人揃ってキレイな白い歯を見せて笑っている姿が見たい!

 

LS北見のメンバーから学んだこと

結果が出ないときや精神的にきついときに、親身になってくれる人が本当の友達。