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一流になれなかった元アスリートのブログ。憧れの存在であるトップアスリートの「思考・行動パターン」を真似したくて日々奮闘中。

【イ・ボミ】28歳ラストデーに、280日ぶりの嬉しい復活優勝!

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イ・ボミ苦しんだ今季初V「信じられないのが半分」(8/20 日刊スポーツより)

<女子ゴルフ:CATレディース>◇最終日◇20日◇神奈川・大箱根CC(6704ヤード、パー73)◇賞金総額6000万円(優勝1080万円)
 今季初優勝、ツアー通算21勝目を挙げたイ・ボミ(28=韓国)は「正直、まだ優勝を信じられないのが半分。でも本当に優勝したなと思うからすごくうれしい」と気持ちを高揚させながら大会連覇を振り返った。
 6番から9番まで4連続バーディーで一気に独走する形となり、2年連続賞金女王に輝いた強さを取り戻した。最終組で一緒に回り、優勝争いした大山志保(40)も「フェアウエーを外さず。良いアイアンのキレ。久しぶりにボミちゃんの良いプレーがみられた」と脱帽した。
 21日に29歳の誕生日を迎えるため、この最終日は28歳最後の日となった。今夏まで未勝利が続いていたこともあり「今週だけ良い記憶が残せれば、今年前半のことは忘れることができると思いました」と笑った。さらに「今までギャラリーの方々が、みんな心配する顔で私を見て『頑張って、頑張って』と言ってくれた。良いプレーをみせることがプロとして1番うれしい」と安堵(あんど)感も漂わせていた。


「ゴルフは繊細なスポーツ」だと言われる。一時期、押しも押されもせぬ”日本女子ゴルフ界のスター”だった、堀奈津佳選手、諸見里しのぶ選手、森田理香子選手らが、感覚のズレやメンタルの不調で苦しんでいるように、「あんなに強かったのに、いったいどうしてしまったんだ!」と思うことがよくある。

2015年に7勝、16年に5勝を挙げて、2年連続賞金女王に輝いたイ・ボミ選手も例外ではなく、今季はこれまで未勝利&予選落ちが3回。スイングに狂いが生じて、「ゴルフが難しい」と悩んでいたが、このたび280日ぶりの嬉しい復活優勝を果たした。

(※ちなみに今大会の副賞は、このショベルカー。工事現場で見かけたりするけど、いったいどうやって使うんだろう・・・!?)

最近は、”セクシークイーン”ことアン・シネ選手のミニスカートに話題をさらわれがちだったけど、まだまだ「ボミちゃんスマイル」が見たい人だって大勢いる。春先は思うようなプレーができず、毎日のように泣いていた時期もあったそうだが、やっぱり彼女は涙よりも笑顔がよく似合う!

日頃から、「イボマー」と呼ばれるファンをすごく大切にしているし、日本語もペラペラだし、プレー中のマナーもいい。いろいろなスポーツを見ていると、たまに「国籍を問わずに応援したくなる選手」がいるのだけど(陸上のウサイン・ボルト選手なんてまさにそうだ)、イ・ボミ選手もそんなかんじじゃないかと思う。

首位で迎えた最終日、スタート前にキャディーさんと今日の目標を「去年の優勝スコア9アンダーを超えること」に決めた。だから、序盤で大山志保選手に首位を明け渡してしまったときも、「私の目標は志保さんではなく、去年のボミだから大丈夫」と焦りはなかったとのこと。

人間、結果が出ないときや、不調に陥っているときは、つい他の人と自分を比べてしまいがちだ。すると、余計な力が入ってしまって実力を発揮できなかったり、さらに落ち込んでしまうことになる。そうならないためには、「意識を内側(自分)に向ける」。比べるのは昨日の自分や、過去の自分。タイムトライアルの競技だったら、ライバルはいつだって自己ベストー。

今年8月の『ロンドン世界陸上』で、女子5000メートルに出場した鍋島莉奈選手(日本郵政グループ)が、15分11秒83の自己新記録を出した。ケニアエチオピアの選手があまりにも速すぎて、残念ながら予選落ちだったが、本人としては今までの中で一番速く走ったのだから、初めての大舞台で十分すぎるぐらい、立派な結果だ。

「常にサッカーをする上で考えていたのは、昨日の自分を超えることだけだった」(※ジネディーヌ・ジダン選手の名言)


きっとイ・ボミ選手は、9アンダーを超えるスコアでホールアウトできたら、最終順位がどうなろうと素直に結果を受け止めるつもりだったのだろう。考えるのは、去年の自分を超えることだけ。周囲には一喜一憂しない。このように、「自己成長」に喜びを見出すスタンスで競技に取り組むのは、一流選手の共通点だと思う。

この日は28歳最終日だった。久しぶりの優勝で、表彰式では頭が真っ白になり、”ショベル”ことならぬシャベルことを忘れてしまったそうだが、元々力のある選手だから、今シーズンの後半は巻き返してくるはず。現在の賞金ランキングは16位。29歳になった女王の反撃に期待したい。

イ・ボミ選手から学んだこと

周囲に一喜一憂せず、過去の自分を超えることだけを考える。