人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【谷元圭介、宇良】「小よく大を制す」を体現している2人

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日本ハム・谷元が金銭トレードで中日に移籍「正直、驚いています」(7/31 サンケイスポーツより)

 日本ハム谷元圭介投手(32)が中日に金銭トレードで移籍することが31日、発表された。三重出身の谷元は2009年ドラフト7位で日本ハムに入団。通算341試合に登板。中継ぎの軸として2014年からは3年連続で50試合以上に登板し、昨年の日本シリーズでは胴上げ投手になった。今季も36試合で0勝2敗、防御率3・31。7月の球宴にも初出場した。
 球団を通じ、「正直、驚いています。気持ちを整理するのは難しいですが、必要とされて移籍するからには頑張るしかないと思います。一番の思い出はやはり、昨年の日本シリーズでマウンドに上がれたこと。ファイターズに入ったからこそ、今の自分があるのは間違いありません。8年半、ありがとうございました」とコメントした。


昨年の日本シリーズの胴上げ投手で、今年のオールスターにも出場した「バリバリの主力」をシーズン途中に放出。しかも金銭トレードで。メジャーリーグではよくある話なのかもしれないけど、本当にビックリした。

谷元選手は現在32歳。年俸は1億円で、国内FA権を取得済み。今季の優勝の可能性がほぼなくなったこともあり、先手を打ったのだろうけど、ファン心理としては「なんだかなぁ」と思ってしまう。

最近は、ダルビッシュ有選手(196センチ)や大谷翔平選手(193センチ)など、大柄なピッチャーが増える中、谷元選手は身長167センチ。球界で3番目に背が低い小さな大投手は、最速150キロのストレートとその投げっぷりの良さで、幾度となくチームのピンチを救ってきたのに・・・。

今回のトレードで唯一の救いは、移籍先が中日だったということか。地元(三重県)に近いチームだし、家族や知人も頻繁に試合を見に来ることができる。本人も、小さい頃はドラゴンズファンだったそうだ。栗山監督が「なんで谷元を放出したんだ!」と地団駄を踏んで悔しがるくらい、大活躍してほしい。

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宇良、横綱日馬富士破り涙の初金星「信じられない」(7/17 デイリースポーツより)

◇「大相撲名古屋場所・9日目」(17日、愛知県体育館
 前頭4枚目の宇良が横綱日馬富士に挑み、とったりを決めて初金星を得た。宇良は6勝3敗、日馬富士も6勝3敗となった。立ち合い、低く出ていくと左へ動きながら相手の右腕を抱えて回り込み、日馬富士を土俵にはわせた。大歓声の中、勝った宇良がぼう然としたような表情になっていた。
 殊勲のインタビューに「自分の相撲を力出し切ることで精いっぱいだったので嬉しいです」と答えていた宇良だが、心境を問われると次第に涙声に。「もうちょっとはい。信じられないですね。ちょっと(言葉が)出てこないですね」と絞り出し、何度も涙を拭った。


そして、大相撲で小兵ながら大活躍を見せているのが平幕・宇良関である。今年7月の名古屋場所では、横綱日馬富士から”涙の初金星”を挙げるなど、大いに土俵を盛り上げた。鮮やかなピンクのまわしが、実によく似合っている。

宇良関は174センチ、137キロ。身長は幕内で下から3番目、体重は下から4番目ということだ。同じ格闘技でも、柔道やレスリングは体重別になっているのに、大相撲はいわば「無差別」。それゆえに、かつての千代の富士さんや舞の海さん、宇良関のような小兵力士は、判官贔屓でつい応援したくなってしまう。

個人的に、宇良関の存在を初めて知ったのは、『マツコ&有吉の怒り新党』(※17年3月で放送終了)の「新3大 宇良和輝のマンガみたいな取組み」という特集を見たときである。”居反り”や”伝え反り”といった、大相撲ではめったに見られないアクロバティックな技を繰り出す力士、として紹介されていた。この番組では、ブレイク前の羽根田卓也選手(カヌー)も取り上げていたし、スタッフの”先見の明”が素晴らしいと思う。

どの競技でも、基本的には”体の大きな人”や”身長の高い人”が有利なことが多いけど、いつも大きな人だけが勝つ戦いは、見ていて面白くない。体格に恵まれないアスリートが、大きな相手に臆することなく立ち向かって、「小よく大を制す」というのはスポーツの醍醐味の一つである。谷元選手と宇良関の活躍は、小柄な子供たちの励みになっているはず。これからも”小粒でもピリリと辛い”2人に注目したい。

 

谷元圭介選手&宇良関から学んだこと

小柄な選手や力士は、判官贔屓で応援したくなる。