人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【石川直宏、松井大輔】誕生日が一日違いの同級生、それぞれの決断

f:id:skipp-beat:20170804171545j:plain

「1981年5月12日生まれ」の石川直宏選手(FC東京)と、「1981年5月11日生まれ」の松井大輔選手(ジュビロ磐田)は、誕生日が一日違いの同級生。小学生のころからお互いを知っていて、ともにアテネ五輪に出場した”戦友”の2人が、8月2日にそれぞれの決断を下した。
 

ミスターF東京・石川が今季限りで引退 通算50ゴール目指す(8/3 スポーツ報知)

 FC東京の元日本代表MF石川直宏(36)が2日、東京・小平のクラブハウスで現役引退会見を行った。2015年8月2日のフランクフルトとの親善試合で左膝を負傷して以降、リハビリを続けてきたが、満足にプレーできないことから6月末に今季限りでの引退を決断。「サポーターのみなさんの活力になるようなプレーができるか、クエスチョンマークがついた」と明かした。
 02年に横浜Mから期限付き移籍で加入して以降、F東京一筋で16年間プレーし“ミスターF東京”としてファンから絶大な人気を誇ってきた。09年には24試合15得点を挙げるなど、スピードに乗ったドリブルを武器にサイドアタッカーとして活躍。10年の南アフリカW杯では予備登録された。
 引退後は未定だが、今季はピッチに立つことを目標にリハビリを続ける。現在、J1通算49得点の男は印象に残るゴールを問われると「次の50ゴールにします」と即答。シーズン終了まで雄姿を見せる。 


先日、上西小百合議員の「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」という煽りツイートに対して、「自分の想いだけでなく、人生乗っけてくれる皆の想いを胸にピッチで戦える事がこの上なく幸せだと感じる選手がいることもご理解下さい」という”神対応”が話題になった石川選手が、今季限りでの現役引退を表明した。

発表した8月2日は、2年前、フランクフルトとの親善試合でケガ(左膝前十字靭帯断裂)をした日で、あえてこの日を選んだとのこと。記者会見よりも先にブログでの引退発表となったが、「(ブログの)更新ボタンを押す瞬間は手が震えました」

石川選手のこれまでのキャリアを振り返ってみると、誰もが思うのが「怪我さえしなければ・・・」。Jリーグでも屈指の”スピードスター”で、彼がボールを持ってサイドを駆け上がる姿には、何度ワクワクさせられたかわからない。そんなスピード自慢の選手にとって、膝が思うように治らないというのは本当にストレスだっただろう。

ここまでJ1通算49ゴール。「一番印象的だったゴールは?」という質問に対して、「次の50ゴール目じゃないですかね」と答えていたのが、いかにも石川選手らしくてカッコいいなぁと思った。そう、今シーズンはまだ終わっていないのだ!

f:id:skipp-beat:20170804192106j:plain

松井 ポーランド2部に完全移籍「36歳でも挑戦あるのみ」(8/3 スポーツニッポンより)

 ポーランド2部オドラ・オポーレへ完全移籍する磐田のMF松井大輔(36)が2日、「自分の道は誰にも歩めない。挑戦あるのみ」とコメントした。8クラブ目となり「この年齢での海外移籍は無謀と言われるかもしれないし、失敗するかもしれませんが、挑戦すること、挫折することは自分の財産になると思う」と決意を表明した。
 今季限りで現役引退を表明したFC東京MF石川直宏(36)は同学年で小学時代から互いを知る仲。誕生日も1日違いで、04年アテネ五輪で一緒にプレーした。松井は「同年代がいなくなるのは残念。ケガは仕方ないし、よくやったと思う」とねぎらい、「僕はやるしかない。やれない人の分までやらないと」と決断した。5日の次節ホーム広島戦後にサポーターにあいさつする予定。 


一方の松井選手は、ポーランド2部、オドラ・オポーレに完全移籍することを発表した。2000年にJ1京都に入団してから、今回が実に10度目の移籍。「この年齢での海外移籍は、無謀と言われるかもしれませんし、失敗するかもしれませんが、挑戦すること、挫折することは自分の財産になる」

14年に10年ぶりにJリーグに復帰し、磐田のJ1昇格に貢献したが、今季は若手の台頭や新戦力の加入で出番が減っていた。所属クラブで出場機会に恵まれず、活躍の場を求めての海外移籍という意味では、川澄奈穂美選手(シアトル・レインFC)と似たようなパターンである。

やっぱりサッカー選手は「試合に出てナンボ」の世界。ジュビロの同僚で3歳年上の中村俊輔選手が、バリバリの主力として活躍している姿が刺激になったのだろうか。普通なら引退を考えてもおかしくないような状況なのに、「まだまだ頑張る」という気持ちがあることが嬉しい。夫のチャレンジを後押しする、妻の加藤ローサさんもナイスである。

「これから行く所は今を考えれば凄く厳しい環境かもしれません。しかし、この年齢になって海外からオファーが貰えるというのは嬉しい事ですし、逆にそれを楽しみながら乗り越えて行きたいと思います」。『ふり向くな君は美しい』という高校サッカーのテーマソングがあるけれど、いくつになっても挑戦を続ける松井選手の”生き様”は本当に美しい!

人生で起こる出来事は、良い悪いに分けなければ、すべての体験に価値がある。「今まで起きてきたネガティブな事も全部ひっくるめて『起こる事全て善きこと』だと思いながら、思わせながら無理やりにでも繋げてきたからこそ今の自分の姿がある(石川)」「挑戦すること、挫折することは自分の財産になる(松井)」。

ともに、これまでの経験に裏付けられた、重みのある言葉だと思う。石川選手、今までお疲れ様でした。松井選手は大好きなサッカーを、納得いくまでやりきってほしい。

 

石川直宏選手&松井大輔選手から学んだこと

良い悪いに分けなければ、すべての体験に価値がある。