人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【中谷仁、中村良二】「甲子園優勝経験」のある元プロ野球選手、指導者でも頂点なるか

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阪神・中谷氏が甲子園凱旋 智弁和歌山コーチとして(8/1 デイリースポーツより)

◇「全国高校野球選手権・甲子園練習」(1日、甲子園球場
 1997年の阪神ドラフト1位で、今年4月から中谷仁氏(38)がコーチを務める智弁和歌山も30分間、汗を流した。中谷氏は外野ノックなどで練習をサポート。智弁和歌山のユニホームでグラウンドに立つのは、全国制覇を果たした97年夏以来20年ぶりだったが、いつもと変わらない様子で練習を振り返った。「(感慨は)あまりないですね。昔はもっとソース臭かったような感じでしたから(笑)。今日はソースの臭いがしないので、さわやかやな、と」
 練習中には高嶋監督から甲子園練習での注意点などのアドバイスを受けた。「高嶋先生がいるし、僕はまだ指導者という感覚がなくて…。高嶋先生の下でいろいろとやりながら、ここまでやってきたので。試合になるとスタンドで願ってますし。ベンチを外れたキャプテンみたいな気持ちでやっています(笑)」と終始、笑顔だった。


今夏の『全国高校野球』に出場する全49代表校が出揃い、甲子園練習がスタート。かつて主将として全国制覇をした「2人の元プロ野球選手」が、指導者として聖地に戻ってきた。

1人目は、今年4月から智弁和歌山のコーチになった中谷仁さんである。同校の捕手で、主将を務めた97年夏に全国制覇。「完全試合を達成します!」というビッグマウスで有名になった、川口知哉さん(元オリックス)を擁した平安との決勝戦は、今も記憶に残る。

卒業後は、ドラフト1位で阪神に入団したが、2年目に同僚選手が投げた携帯電話が左目を直撃し、失明寸前に陥るアクシデントに見舞われた。その後、楽天→巨人を渡り歩き、12年に引退。14年に「学生野球資格」を取得して、今春から母校に戻った。

智弁和歌山といえば、”強豪”というイメージがあるのだが(何度も校歌を聞いているうちに覚えてしまった!)、11年を最後に白星から遠ざかっているそうで、「もう一度、全国で勝てる智弁和歌山にしたい」。甲子園では、”ちょっと年のいったキャプテン”のつもりで、名将・高嶋仁監督をサポートするとのこと。

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阪神の天理・中村監督が感無量…懐かし甲子園練習(8/1 日刊スポーツより)

全国高校野球選手権:甲子園練習>◇1日
 近鉄阪神でプレーした中村良二監督(49)率いる天理(奈良)が、甲子園練習を行った。与えられた30分は全て実戦形式のシート打撃に費やした。
 中村監督は「背番号がない子も記念に、1打席1球でも経験させたい。少しでも試合形式で出来るように、迷わず決めました」と、レギュラー以外のメンバーにも甲子園のグラウンドを味あわせた。15年夏から監督を務め、2年で聖地にたどり着いた。「2年目で帰って来られた。言葉にならないですね」と感無量の様子だった。


そして2人目は、15年8月から天理の監督を務めている中村良二さんである。同校の主将&4番として86年夏に全国制覇。「天理×甲子園」といえば、南竜次さんと谷口功一さんの”長身二枚看板”で頂点に立った90年夏のイメージが強いのだけど、中村さんはその4年前に、母校に初優勝をもたらしているのだ。

卒業後は、ドラフト2位で近鉄に入団。その後、阪神に移籍し、97年に現役生活を終えると、指導者に転身。15年の秋から母校を率いている。今回、監督として初めての聖地凱旋に、「選手でも指導者でも、甲子園に出られるのは同じだけうれしい」

30分間の甲子園練習では、ノックは一切やらずに、すべて実戦形式のシート打撃に費やした。その理由は、「背番号がない子も記念に、1打席1球でも経験させたい。少しでも試合形式で出来るように、迷わず決めました」。そして、同日に行われた智弁和歌山の甲子園練習では、高嶋監督が「来年はここに帰ってこい」と、背番号のない1・2年生投手にマウンドで投げさせていたそうだ。

こういうのって、控えの選手はすごく嬉しいと思うのである。「甲子園に出たい」と思って頑張ってきたのは、みんな同じ。たとえレギュラーになれなくても、ほんの数分でも、憧れのグラウンドに立って、その雰囲気を味わえたというのは、今後の人生の大きな財産になるはず。試合に出られない仲間にも気を配れるというのは、さすが強豪校だなぁと思う。

「甲子園での成功体験」と「プロでの挫折体験」を兼ね備えた、”ルーキー指導者”の全国デビュー戦は、どんな結末になるのだろうか。球児たちの暑い夏がいよいよ始まる。

 

中谷仁さん&中村良二さんから学んだこと

良い指導者=控え選手の扱いにも気を配ることができる。