人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【石川祐希、青木宣親】日本を代表するアスリート、リベロと投手で起用される

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2017年7月12日~16日まで、『2018 世界バレー男子アジア最終予選』がオーストラリアで開催される。日本バレー復活のカギを握る若きエース・石川祐希選手のイタリア武者修行の様子が、7月8日(土)のTBS系『バース・デイ』で放送されていた。

2016年12月に、世界最高峰のプロリーグである「イタリア・セリエA」のラティーナに期限付きで移籍。昨年の『リオ五輪世界最終予選』では徹底的にサーブで狙われ、レシーブミスを連発したが、レベルの高いチームで練習を重ねる中で守備力がアップ。と、まあここまではよかったのだが・・・。

今年2月のリーグ戦で、なんと守備専門のリベロとして出場することになった。チームメイトが直前の怪我で出られなくなり、その代役として監督は石川選手を指名。サーブレシーブを熱心に練習していたことを評価されての起用だったが、バレー人生初のポジションに戸惑い、ミスを連発して失点を重ねてしまう。

日本では押しも押されもせぬエースなのに、こういう扱いをされてさぞかし納得できないだろうと思いきや、自分を変えるチャンスだと前向きに捉えていた。「全日本でもレセプション(サーブレシーブ)が課題となっているので、自分にとっては今後大きな経験になる。日本に帰ったとき、その経験がプラスに絶対になってくると思う」

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今季、日米通算2000本安打を達成したアストロズ青木宣親外野手が、6月30日のヤンキース戦でまさかのメジャー初登板!

4ー10と大差を付けられていた9回、6番手としてマウンドに上がり、1回を投げて1安打2四球3失点。最速は約126キロだったが、売り出し中のアーロン・ジャッジ選手から空振りを奪い、センターフライに打ち取る健闘を見せた。

メジャーリーグでは、終盤で大差をつけられた”捨て試合”で投手を温存するために、野手を登板させるのはわりとよくあることらしい。宮崎・日向高校時代にピッチャーをしていた青木選手は、約18年ぶりの公式戦登板に、「とても緊張した。今日は出番がないと思っていたので、ビックリした。全く違うスタジアムに見えた。メジャーで投げるのは長年の夢だった。実際にこういう形で(機会が)巡ってきて、うれしかった」と、戸惑いながらも喜んでいたとのこと。

この様子を映像で見たのだけど、ストライクが一球入るたびに大歓声が上がっていて、球場全体の雰囲気がすごく良かった。名球会に入るほどの選手が、野手としてスタメンを外されて投手で起用されるなんて、日本では考えられないことだけど、個人的にはこういうメジャーリーグのファンサービス、遊び心は大好きだ。

先週、”虫が大嫌い”な自分はオーストラリアに行ってきたのだけど、なんとホテルの部屋に巨大な虫が出やがったのだ。見つけたときは、恐怖のあまり数秒間身動きがとれなかったし、できることなら誰かに殺してほしかったのだが、生憎頼める人も英語力もなかったため、勇気を振り絞って自力で退治したのである。

このように海外に行くと、本当は「やりたくない」と思っても、「やるしかない」「やらざるを得ない」という状況に陥ることがある。実績も知名度もあるアスリートが、日本では絶対にやらないことを受け入れて、前向きに取り組んでいる姿はとても好感が持てるし、ますます応援したくなる。

石川選手はリベロの経験を活かして、12日から始まる『世界バレー男子アジア最終予選』では精度の高いサーブレシーブを見せてほしい。青木選手が所属しているアストロズは、メジャーリーグア・リーグ西地区ですでに独走状態にある。貴重なバイ・プレーヤーから外野手のレギュラーへ。後半戦にも注目したい。

 

石川祐希選手&青木宣親選手から学んだこと

「やるしかない」という状況は、自分を成長させてくれる。