人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【野口拓也、竹中理沙】新婚パワーが炸裂!夫婦で海外マラソンの表彰台!

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7月2日(日)にオーストラリアで行われた『ゴールドコーストマラソン』で、野口拓也選手(コニカミノルタ)が2時間8分59秒で優勝。メディアの注目は、8月の世界陸上に出場する川内優輝選手(埼玉県庁、2時間9分18秒で3位)に集まりがちだけど、自己ベストを更新しての8分台の力走に、心から「あっぱれ」を送りたい。

しかも、前半が1時間4分39秒、後半が1時間4分20秒というネガティブスピリット。昨年の覇者・ムンガラ選手(ケニア)とのゴール前のデッドヒートを制しての勝利で、レース内容も本当に素晴らしかったと思う。

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女子では、竹中理沙選手(資生堂)が2時間28分32秒で、日本人トップの3位入賞を果たした。全国高校駅伝を制した立命館宇治高校時代から、「美女ランナー」として知られている彼女は、今年の春に結婚。そのお相手が、なんとこの野口拓也選手なのである!

だから、もしかしたら新婚旅行を兼ねての参加だったのかもしれないけど、国際陸上競技連盟(IAAF)による格付け制度で「ゴールドラベル」を取得していて、アフリカからも多くの有力選手が招待されているレベルの高い大会で、夫婦揃って表彰台に上がるというのは、なかなかできることではない。

最近、市民ランナーの間では、「同一大会での夫婦合計タイム」のギネス世界記録更新が話題になっている。今回の野口・竹中夫妻の合計タイムは、4時間37分31秒。これは間違いなくギネス記録だろうと思いきや・・・。

今年4月に行われた『パリマラソン』で、ケニア人夫婦がアベック優勝。夫のポール・ロンヤンガタ選手が2時間6分8秒、妻のプリティ・リオノリポ選手が2時間20分50秒で、合計すると4時間26分58秒。これだと、男女のマラソン日本記録保持者である、高岡寿成さんと野口みずきさんが結婚しないと上回れない。世の中、上には上がいるものだ。

残念ながらギネス記録には届かなかったけど、レース当日が29歳の誕生日だったという野口選手は、「妻のサポートがあって、より集中できるようになり、競技力が上がった」。今後は、夫婦で東京五輪を目指すとのこと。

そして実は、自分もこの『ゴールドコーストマラソン』を走ってきたのである!レースの途中、わりと狭い道でエリートランナーとすれ違えるのだけど、猛スピードで折り返してきた先頭集団に、一色恭志選手青山学院大→GMO)がいた。招待選手には入っていなかったし、見間違いかなと思ったのだが、どうやらハーフまでのペースメーカーとして出走していたらしい。日本だとどうしても注目されてしまうから、こういった海外のレースで経験を積むのはいいアイデアだと思う。

レース後、川内優輝選手とツーショットの写真を撮ってもらったのだけど、気さくに話してくれて本当に神対応だった。これは人気が出るのも当然。書いてもらったサインには、力強く「現状打破」の文字。ロンドン世界陸上の男子マラソンは、8月6日(日)に行われる。きっと多くの市民ランナーが、テレビの前で声を枯らして応援するだろう。

この日は、野口選手が19秒だけ先着した形となったが、1学年上の川内選手と二人で切磋琢磨しながら、日本の長距離界を引っ張っていってほしい。竹中選手との夫婦揃っての今後の活躍も楽しみだ。

野口拓也選手&竹中理沙選手から学んだこと

2人の人間が互いに刺激し合うと、結果はより良いものになる。