人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【大田泰示】「未完の大器」が古巣に強烈な恩返し!

f:id:skipp-beat:20170614070420j:plain

大田 貫いた古巣・巨人への敬意 お立ち台決めゼリフ「ご勘弁ください」(6/11 スポーツニッポンより)

日本生命セ・パ交流戦 日本ハム3―2巨人(2017年6月10日 札幌ドーム)
 古巣に意地を見せた!日本ハム大田泰示外野手(27)が10日、昨季まで在籍した巨人戦に移籍後初となる「1番・DH」でスタメン出場。初回にバックスクリーンへ昨年6月5日以来、自身2度目の先頭弾を放つなど3安打で勝利に貢献した。
 6連敗で迎えた巨人との第2ラウンド。不振の中田が4番から3番に配置転換されるなど、栗山監督は大幅な打線の組み替えを行った。大田は移籍後初の1番でいきなり初回に7号先頭弾。6回は先頭で左前打を放ち、1点を追う8回無死一塁は「送りバントのサインが出なくて意気に感じた」という気迫の中前打で好機を広げた。その後に中田が決勝の2点二塁打を放ち、連敗が止まった。
 お立ち台の最後に決めゼリフの「ファイターズ、最高!」を求められたが「いろいろと諸事情があり、ご勘弁ください」と固辞。「巨人での8年間があって今がある」という古巣への敬意と感謝の気持ちが、そうさせた。これも、大田が周囲から愛される理由だろう。


日本ハム大田泰示(たいし)選手が、古巣・巨人相手の3連戦で、10打数7安打、2本塁打の大活躍!188センチ、95キロ、”未完の大器”と呼ばれる男が、これ以上ない「強烈な恩返し」を食らわせた。

巨人時代は8年間で9本塁打だったのに、今シーズンは早くも8本。経営コンサルタント大前研一さんが、「人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える。二番目は住む場所を変える。三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変わらない」と言っていたけど、二番目と三番目を変えるだけで、人はこんなにも変わるものなのだ!

常に勝つことが求められて、ミスが許されない巨人。入団1年目から、松井秀喜さんの「背番号55」を与えられたのもプレッシャーだったのかもしれない。トレードという形だったけど、日本ハムに移籍したことで重圧から解放されて、今はのびのびとプレーしているように見える。

学生時代にそれなりに名を馳せた選手でも、プロの世界に入って、一年目からパーフェクトな答えを出し続けることは難しい。あの王貞治さんだって、デビューから26打席ノーヒットだったし、長嶋茂雄さんもデビュー戦は4打席連続三振だった。

そこから「失敗は成功のマザー」になるまで、当時の監督が我慢強く使い続けたからこそ、ONの二人は”球界のレジェンド”になったわけだが、今の巨人は勝利を優先するあまり、若い選手を我慢して使うことができない。打てなかったらすぐに2軍に落とす。この繰り返しだから、生え抜きの野手が育たないのだ。

トリプルスリーを達成した山田哲人選手(ヤクルト)や、柳田悠岐選手(ソフトバンク)も、もし巨人に入っていたら今頃どうなっていただろうかと思う。”その時”にどこの球団に入るか、どんな指導者と出会うかによって、野球選手の人生は大きく変わってしまう。

昨年11月、巨人とのトレードが成立し、大田選手の入団会見が行われた際、栗山監督は「喉から手が出るほど欲しかった」とコメントしていた。なんでも、東海大相模高校時代からその素材に目をつけていて、周囲に「いい選手ですよね」と話していたらしい。こういうことを言われて、意気に感じない人間はいないだろう。クラーク博士のお膝元・北海道で「大志(泰示)を抱いて」、これからも頑張ってほしい!

 

大田泰示選手から学んだこと

環境の変化は、自分の潜在能力を開花させるチャンス。