人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【堀奈津佳】表舞台への返り咲きを目指して

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ゴルフというのは、プロになって活躍すれば、大金を稼ぐことができる「夢のあるスポーツ」だ。その反面、怪我や体調不良、メンタルの不調などに見舞われると、シード権を失い、収入が途絶えてしまう「恐ろしいスポーツ」でもある。

2013年に年間2勝を挙げるなど、大ブレークを果たした堀奈津佳選手(フリー)。その年のツアー賞金ランキングでは10位となり、押しも押されもせぬ”女子ゴルフ界のスター選手”の一人だった。その彼女が今、「推薦でしか試合に出られない」という状況に陥っている。

14年から少しずつ歯車が狂い始め、15年は30試合中23試合で予選落ちと不振にあえぎ、シードを喪失。16年も出場した8試合はすべて予選落ち。今季は下部ツアー(ステップ・アップ・ツアー)にも出場できなくなった。妹の琴音選手(東芝)が頭角を現しているだけに、その心中は察するに余りある。

今年1月、「ゴルフについて、一人で勉強しよう」と単身でアメリカへ。ゴルフのメッカ・フロリダ州で現地のコーチに指摘された弱点は、「中心軸が左にずれている」。これは、日本で長年指導を受けているコーチに言われていることと、全く同じだったそうだ。

同じ言葉でも、心に届くときと届かないときがあるのだ。そのときの自分の精神状態にもよるし、「誰に言われたか」というのも大きい。でも、指摘されたことをすぐには受け入れられなくても、あとから振り返ると「こういうことだったんだ」と納得できることがある。堀選手は、日米のコーチから同じ指摘を受けて、浮上のきっかけをつかめたのではないだろうか。

夏以降は、年間最大8試合の推薦出場が増える予定になっている。13年の大活躍は、本人いわく「出来すぎだった部分もあったと思う」。でも、ある程度の実力がなかったら、年間2勝なんてできないだろう。まだ24歳。ゴルフは30代や40代で活躍する選手も多い。再び復活してほしい!

 

堀奈津佳選手から学んだこと

同じ言葉でも、心に届くときと届かないときがある。