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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【諸見里しのぶ】ツアー通算9勝の実力者が、2年ぶりに予選通過!

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諸見里2年ぶり予選通過「2年分頑張りたい」(4/23 スポーツニッポンより)

 ◇女子ゴルフツアー フジサンケイ・レディース第2日(2017年4月22日 静岡県伊東市 川奈ホテルゴルフコース富士コース=6367ヤード、パー72)
 諸見里しのぶ(30=ダイキン工業)が5番パー5でイーグルを奪うなど5年ぶりの67をマーク。15年樋口久子Pontaレディース以来2年ぶりに予選を通過した。昨年は試合出場を7試合に絞り肋軟骨炎とアレルギーの治療と休養を優先。「完璧ではないけど8割くらい」と体調は大幅に改善した。「2年ぶりに給料が入る。最終日はお給料をいくらにするか考えて。2年分頑張りたい」と声を弾ませた。


女子ゴルフで嬉しいニュースが飛び込んできた。諸見里しのぶ選手が、2年ぶりに予選通過!これまでにツアー通算9勝を挙げている実力者が、予選を通っただけで記事になるのは複雑な心境だろうけど、動向に注目していたファンはたくさんいたはず。

今大会の最終結果は18位で、18万8000円をゲット。本人は「2年ぶりに給料が入る」と声を弾ませていたそうだ。所属のダイキン工業やスポンサーから多少のお金は貰っていただろうから、全くの無収入というわけではなかったと思うけど、やはり本業のトーナメントで賞金を獲得するのは嬉しいものなのだろう。

キャリアハイだった2009年は、メジャー2大会を含む年間6勝。1年間で約1億6000万円を稼ぎ(賞金ランク2位)、押しも押されもせぬ「女子ゴルフ界のスター選手」だった。しかし、翌年からは怪我や体調不良に苦しみ、成績は下降の一途を辿ってしまう。

15年は29試合を戦って予選通過が7回。シードを失った16年は、7試合に推薦出場したがすべて予選落ち。今季も6試合に出場し、予選落ちが続いていた。

「くさくさした気分を打破するために、何か日常と違うことをしようとする。大抵はそんなことをしても何も変わらない。でも大事なのは”変えようとした”こと。結果は無駄に終わるかもしれないが、意味は行動そのものにある」(そのノブは心の扉/劇団ひとり) 

 
「落ちるところまで落ちた人間」が這い上がろうとするときは、何かを変えようと思うものだ。諸見里選手は「環境を変える」ことを決意し、活動拠点をそれまでの神戸から東京に移した。通っていたゴルフアカデミーが近くにあって、住み慣れた愛着のある土地を離れてでも、「今までの自分をリセットして、再出発を図りたかった」

これは2013年の出来事だから、試み自体はすぐには実を結ばなかったわけだが、色々なしがらみを捨てて自立への第一歩を踏み出した、その「行動そのもの」にはきっと何らかの意味があったと思う(今はまだわからなくても)。

不振に終わった15年オフ、「もう引退しないといけないかな」と思い、所属のダイキン工業に話したところ、「しっかり休んでください。サポートはしますから」という温かい言葉が返ってきたそうだ。

サッカーの内田篤人選手が在籍しているシャルケも、貴重な外国人枠を一つ使ってでも、ずっと復帰を待ち続けてくれているけど、故障や不調で苦しんでいる選手を見捨てないで、支援を惜しまない企業やクラブは、本当に温かくて、人間味があっていいなぁと思う。これからの活躍で恩返ししてほしい。だから、まだまだ魅せてくれ内田&諸見里!

諸見里しのぶ選手から学んだこと

うまくいかないときは、思い切って何かを変えてみる。