人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【中村俊輔、権田修一】古巣からブーイングを浴びる男たち

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磐田・俊輔「勝てたなあ」古巣・横浜Mサポーターからブーイング(4/9 デイリースポーツより)

◇「明治安田生命J1、横浜M2-1磐田」(8日、日産スタジアム
 横浜Mは磐田に2-1で競り勝った。今季、磐田に加入したMF中村俊輔(38)が敵地での古巣・横浜M戦で先発し、前半34分に大井のゴールにつながるCKを蹴ったが、ゴール、アシストはなく「勝てたなあ」とつぶやいた。ブーイングも「いいこと」と受け止めつつ、「中で起きたこと(移籍経緯)を知ってる人がいればまた違ったかも」とも漏らした。
 横浜Mの10番を継いだ斎藤とはユニホーム交換をした。「人として成長するとプレーも落ち着く。海外に行かないと乗り遅れちゃう」と後継者の成長を実感していた。


名波浩監督が”俊輔ダービー”と命名した「横浜 vs 磐田」の一戦。今年からジュビロの一員となった中村俊輔選手は、ボールを持つたびにマリノスサポーターからブーイングを受け、「(自分が移籍した)事情を知っていたら違うと思う」と寂しげに語っていたとのこと。

昨シーズンのオフ、古巣・横浜では提携するシティー・グループ手動による「強引な世代交代」が行われた。チームで唯一、リーグ戦全試合にフル出場した38歳の中澤佑二選手に対して年俸半減(1億円→5000万円)を提示するなど、そのあまりにも情け容赦ないやり方に納得できなかった中村選手は、泣く泣く磐田移籍を選んだという経緯がある。

これまで国内では横浜M一筋で、マリノスから離れると考えたことはなかった」。本当はマリノスが大好きで、移籍だってしたくてしたわけじゃなかった。それなのにこういう決断を下した理由を、詳しく話せばファンやサポーターから理解も得られるのだろうけど、なんせ「言いたいことも言えないこんな世の中」なのである。

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鳥栖・権田 古巣FC東京サポーターに涙の土下座謝罪(4/1 東スポWebより)

 J1鳥栖の元日本代表GK権田修一(28)が1日、FC東京戦(味スタ)後、古巣サポーターに涙の土下座謝罪を行った。
 権田がFC東京サポーター席に向かっていくと、試合中のブーイングとは異なる声援も飛んできたせいか、感極まって号泣しながら土下座した。
 今年1月に欧州移籍を模索するため、FC東京との契約を解除にしたにもかかわらず、同2月に鳥栖に入団した経緯があるため、その不義理をサポーターの前で謝罪したという。「僕を育ててくれたクラブ。けじめもあるし、ブーイングされようが行こうと決めていた」
 試合では2失点に絡む痛恨のミスを犯して“戦犯”になりかけたが、味方の追い上げのおかげて3―3のドロー。権田は「勝てる試合だったので責任を感じている。まだまだだと思う」と出直しを誓った。


こちらはさきほどの名波監督の言葉を借りると、”権田ダービー”ということになるだろうか。4月1日に行われた「FC東京 vs 鳥栖」の試合後に、今年からサガン鳥栖の一員となった権田修一選手が、古巣のFC東京サポーターに「土下座」をする事件が起こった。

この写真を最初に見たときは衝撃を受けたのだけど、本人いわく「土下座をしたつもりはありませんでした」。試合前は強烈なブーイングを浴びたのに、試合後に挨拶へ行くと、「これからも頑張れよ!」という温かい声援が送られたため、感極まって泣き崩れてしまったということだ。

2016年1月に本田圭佑選手がオーナーを務めるオーストリアの「FCホルン」へ期限付き移籍。レンタル終了後もヨーロッパでのプレーを希望して、FC東京に契約を解除してもらったにもかかわらず、国内の鳥栖に加入したことに後ろめたさがあったそうで、「僕の移籍にあたって、複雑な思いや怒りを持っているサポーターがいた。そう思うのも、無理はないと思う。僕が謝らないといけなかったのは事実。裏切る形になってしまったから」

サッカー選手に移籍はつきものだし、「どのチームでプレーをするか」は個人の自由である。だから本来、サポーターは偉そうに文句を言えるような立場ではない。でも、二人とも主力として長年チームに貢献してくれた「愛着のある選手」だっただけに、出て行ってしまったことについては複雑な気持ちがあるのだろう。ブーイングは「愛情の裏返し」のようにも思える。

本田圭佑選手に対しても、「本田△」(カッコいい)と称賛する人もいれば、「口田圭佑」(口だけ)と揶揄する人もいる。どんなに優れた選手でも、万人に好かれるのは無理なのだ。有名になればなるほどアンチも増える。だからこそ、自分を応援してくれる人は本当に大切にしたい。アスリートだけでなく、私たちが生きる上でも心掛けたいことである。

 

中村俊輔選手&権田修一選手から学んだこと

万人に好かれるのは無理。自分を応援してくれる人を大切にする。