人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【カロリーナ・コストナー】三十路スケーターが世界選手権で6位入賞!

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コストナー、8番滑走で66・33点 資格停止処分が解け3季ぶりに復帰/フィギュア(3/29 サンケイスポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権(29日、フィンランドヘルシンキ)来年の平昌五輪の国・地域別出場枠をかけた大会が開幕。37人が出場する女子ショートプログラム(SP)で、3季ぶりに復帰した8番滑走のソチ五輪銅メダルのカロリナ・コストナー(30)=イタリア=が66・33点をマークした。
 コストナーは元恋人のドーピング検査逃れに協力したとして、ソチ五輪後に1年9カ月の資格停止処分を受けたが、昨年1月に大阪で開かれたメダル・ウィナーズ・オープンで競技復帰。同11月にはエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)ら名選手を育てたことで知られるアレクセイ・ミシン・コーチを迎え入れ、ことし1月の欧州選手権で3位に入った。


先日行われた『フィギュアスケート世界選手権』で3季ぶりに復帰し、6位入賞を果たしたカロリーナ・コストナー選手(イタリア)。以前、鈴木明子さんが「リンクに立っただけで絵になる。うらやましい」と言っていた”抜群のスタイル”は、いまだに健在なことを確認!

まだ体が軽い10代の選手が、ジャンプをポンポンと跳ぶのもいいけど、彼女のように落ち着いた”大人の演技”ができるベテランスケーターも、大会には絶対に必要である。

現在30歳。今やフィギュア界でも数少なくなった「昭和生まれ」のコストナー選手は、「トリノバンクーバー、ソチ」と3大会連続でオリンピックに出場し、「9位、16位、銅メダル」という成績を残している。特に、”3度目の正直”で悲願のメダルを手にしたソチの「ボレロ」の演技は、本当に素晴らしいものだった。

順調にキャリアを重ねていた彼女に、試練が突然訪れたのは2014年。元恋人(=北京五輪競歩金メダリスト、アレックス・シュバーツァーさん)のドーピング検査逃れに協力したとして、21カ月の資格停止処分を受けた。

自分がドーピングをしたのならまだしも、「(元恋人の)抜き打ち検査に来た検査官に対し、誤って不在だと伝えた」ことで、約2年も試合に出られなくなり、「激しい怒り、失望、悲しみの時期でした」

現在、売り出し中のサッカー日本代表FW・久保裕也選手(ヘント)にも昨年、予期せぬ試練が訪れた。当時の所属クラブ・ヤングボーイズの事情により、リオ五輪出場が直前で叶わず。「ムカつきましたよ。でも、クラブですぐ次の試合で2点をとって、もう一気に吹っ切れました。これも人生だと思った」

処分を受け入れたコストナー選手は、競技復帰への意欲を失うことなく、バレエ学校へ通っていたそうだ。「嵐が終われば、太陽が出る。転んでも、立ち上がり前を向きたい。人生でとても大切なこと」。

「どうして自分がこんな目に遭うんだ」というような理不尽な出来事は、程度の差はあれ、誰もが人生の中で必ず経験することだ。そんなとき、ジャンプで転倒したスケーターのようにすぐに立ち上がることはできなくても、少し時間がかかったとしても、結局は「こういう経験をしたからには、この経験を絶対にプラスに変えるんだ」という前向きな思いで生きるしかない。

そして、久保選手やコストナー選手のように、それを実践しているアスリートを見ると、以前にも増して応援したい気持ちが強くなるのだ!

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最後に、この写真。コストナー選手(30歳)、アシュリー・ワグナー選手(25歳)と一緒の毛布にちょこんと入っている三原舞依選手(17歳)が可愛すぎる!(※上位3名控室での微笑ましい光景)。

ベテランの2人がこうして第一線で頑張っているんだから、まだまだ真央ちゃん(26歳)だって・・・。来年の平昌五輪、日本女子に与えられたのは2枠。先のことはわからない。誰が選ばれたとしても、一人のフィギュアファンとして心から応援したいと思う。

 

カロリーナ・コストナー選手から学んだこと

「こういう経験をしたことを、絶対にプラスに変える」という考え方。