人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【加藤条治、金藤理絵】最後まで悔いのない競技人生を!

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加藤条治が退社 選手専念「新しい気持ちで」(3/24 日刊スポーツより)

 10年バンクーバー五輪スピードスケート男子500メートル銅メダリストの加藤条治(32)が所属の日本電産サンキョーを退社する。同社が23日、加藤の25日付での退社を発表した。今後は新しい環境で、独自に来年の平昌五輪出場を目指す。
 加藤は昨夏から日本電産サンキョーの監督を兼任。同社によると今年2月ごろから、五輪へ競技に専念できるように監督の任を解く提案をするなど話し合ったが「新しい気持ちで自らの道を進みたい」と退社の意志は固かった。同社スケート部の大久保部長は「残念だが、考えに考えた結果。本人の意思を尊重したい」と話した。なお監督は前任の今村俊明氏が復帰する。
 加藤は同社を通じ「在職中は応援していただき、心から感謝している。今後も、自分らしいやり方で取り組んでいきたい」との談話を出した。


バンクーバー五輪スピードスケート男子500m銅メダリストの加藤条治選手が、このたび14年間在籍した日本電産サンキョーを退社することになった。現役は続行し、今後は新たな環境で平昌五輪出場を目指すということだ。

トリノバンクーバー、ソチと3大会連続で五輪に出場している加藤選手は、「大幅な若返りを図る」というチームの方針で、昨年6月に兼任監督に就任した。選手として世界のトップを目指す一方で、次世代の育成にも注力してきたが、やはり「二足のわらじ」は負担が大きかったのだろうか。

かつては500mで世界記録を出し、世界距離別選手権でも優勝。昨年、フェンシングの太田雄貴選手リオ五輪に臨む際、「五輪の金メダルだけが自分のキャリアに欠けている」と言っていたけど、それは加藤選手も同じ思いのはず。33歳で迎える平昌五輪は、”競技人生の集大成”となる可能性が高い。今回の決断は、「最後は選手一本に集中したい」という気持ちの表れだと思う。

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リオ金の金藤理絵「引退ではなく」日本選手権は欠場(3/24 日刊スポーツより)

 リオデジャネイロ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵(28=Jaked)が、世界選手権(7月、ハンガリー)代表選考を兼ねた4月の日本選手権(愛知)欠場を発表した。エントリー期限を迎えた23日、都内で「世界選手権に切り替えられず、気持ちも練習も十分に積めていないので」と説明した。これで世界選手権の可能性も消えたが、一方で「これが引退ではなくて。日本選手権を抜きにして、今後をきちんと考えたい」と進退を保留した。
 この日はこれまで否定してきた20年東京五輪の可能性に触れた。「水泳人生のどこに最後を置くか。もしかしたら東京が最終目標になるかも。年齢は関係ないかな」。ただこのまま引退する可能性についても「なくはないと思う」とした。 


リオ五輪競泳女子200m平泳ぎ金メダリスト、金藤理絵選手(Jaked)。 今後の去就が注目されていたが、「7月の世界選手権には出ないが、これが引退ではない」という結論を出した。

「全部を出し切った」というリオ五輪の直後は、「スパッと(現役を)辞めようと思っていた」そうだが、周囲に「次も頑張って」と激励される機会が増えたことや、肉体の機能的にはまだ限界ではないという実感があることなどから、迷いが生じたようだ。

オリンピックで金メダルを獲って引退するー。これがアスリートにとって「最高の引き際」だということは本人も分かっているのだろうけど、すぐに踏ん切りがつかないのは、やっぱり次の五輪が行われるのが「東京だから」だろうか。
 

「人生はほかの人のために生きるものじゃない。たとえ、きみの愛する人たちを傷つけたとしても、自分がこれだと思う道を行かなければ」(きみに読む物語ニコラス・スパークス


加藤選手は退社にあたって、「在職中はスピードスケート競技に専念できる環境を与えて頂き、長い間競技を続けることができたことを心から感謝しています」というコメントを出した。お世話になった日本電産サンキョーには恩義を感じながらも、袂を分かつ。金藤選手は周囲から「頂点のうちに引退した方がいい」と言われても、進退を保留する。周りに左右されず、自分の気持ちに正直に生きる姿がカッコいい!

競技人生の最後をどこに置くか。納得する形で終わらせるためにはどうすればいいのか。「これが正しい」という答えがないから、誰もが迷うし悩む。でも、自分の意志で引退時期を決められるのは、”実績を残した選手”の特権だ。アスリートとしてのエンディングは、「やりきった」という清々しい気持ちで迎えてほしいと思う。

 

加藤条治選手&金藤理絵選手から学んだこと

周りに左右されず、自分の気持ちに正直に生きる。