人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【本郷理華】今シーズン2度目の「補欠から繰り上がり」出場

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宮原世界フィギュア欠場で五輪3枠ピンチ!左股関節骨折、代役に本郷(3/21 デイリースポーツ)

 日本スケート連盟は20日、フィギュアスケート女子で全日本選手権3連覇中のエース、宮原知子(18)=関大=が左股関節のけがの影響で、29日開幕の世界選手権(ヘルシンキ)を欠場すると発表した。本郷理華(20)=邦和スポーツランド=が繰り上がりで出場する。世界選手権は平昌五輪の国別出場枠が懸かっており、日本女子は最大の3枠獲得へ厳しい状況に立たされた。
 2006年トリノ五輪から続く3枠確保へ、日本女子に暗雲が垂れ込めた。宮原が世界選手権を欠場。上位2人の順位の合計が「13以内」なら五輪出場枠3を確保できるものの、「14~28」だと2枠にとどまる。エース不在の中、最大枠死守へ、厳しい戦いを強いられそうだ。


3月29日に開幕する『フィギュアスケート世界選手権』。エース・宮原知子選手の代役として、本郷理華選手が出場することになった。これは2月に行われた『四大陸選手権』と全く同じパターン。本郷選手は、2014年の『グランプリファイナル』も補欠から繰り上がりで出場しており、まさに「二度あることは三度あった」というかんじである。

どういう形であれ、日本代表として世界の舞台に立てるというのは、アスリートにとってはこの上なく嬉しいことだ。でも、喜んでばかりもいられない。なぜなら、今大会には「平昌五輪の国別出場枠」がかかっているからだ。

日本女子がトリノ五輪以来、3大会連続で死守してきた最大の3枠獲得に必要なのは、上位2人の順位合計が13以内。宮原選手が欠場を表明したことで、スポーツ新聞には「3枠危機」「暗雲が漂ってきた」など、悲観的な見出しが並んでいる。

これと似たような状況は、バンクーバー五輪の前年に男子でもあった。エース・高橋大輔選手が右膝の故障で戦線離脱。枠取りがかかった世界選手権で、極度のプレッシャーの中、小塚崇彦さんが6位、織田信成さんが7位となり、ギリギリで3枠を確保。このときも、大会前は「かなり厳しい」と言われていたのだ。だから実際にどうなるかなんて、やってみないとわからない。

少し古い事例になってしまうけど、1976年のモントリオール五輪で、体操男子団体は5連覇の大偉業を成し遂げた。金メダルメンバーの五十嵐久人さんは、当初は補欠だったのだが、エースの笠松茂さんが虫垂炎で倒れ、本番5日前に急きょ出場が決定。鉄棒で世界初の大技、「後方伸身2回宙返り」を決めて高得点をマークするなど、見事に代役を果たした。当時を振り返って、「補欠でも脇役でも、その役割に徹していれば、必ず輝く時がくる」

本郷選手は、「本来なら行けるはずではなかった世界選手権に出場できることに感謝して、今自分にできる最高のパフォーマンスを発揮できるよう、強い気持ちで頑張ります」と話していたそうだ。

誰かの代役だろうと、巡ってきたチャンスをモノにできれば、平昌五輪の出場権争いでも有利な立場になる。枠取りに貢献してくれた選手に対しては、きっとファンも好意的な目で見るはず。持ち前の長い手足を生かした、豪快な「リバーダンス」が見られると嬉しい!

 

本郷理華選手から学んだこと

人生とは、いかにチャンスを拾っていけるかだ。(※アルベルト・ザッケローニさんの名言)