読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【堀島行真】彗星のように現れた、男子モーグル界の超新星!

スキー

f:id:skipp-beat:20170314232148j:plain

モーグル世界2冠の堀島が帰国「平昌で金メダル取りたい」(3/11 スポーツ報知より)

 フリースタイルスキーの世界選手権で大会史上初となるモーグル、デュアルモーグルの男子2冠に輝いた堀島行真(19)=中京大=が11日、スペインから羽田空港に帰国した。快挙を成し遂げた19歳は「うれしい気持ちです。でも今の実力ではまだ足らない。もっと練習して平昌で金メダルを取りたい」と力を込めた。
 空港では約100人が出迎え、メッセージやLINEは200件届いた。あまりの反響の大きさに、「出発前は想像できなくて、びっくりしました」と目を丸くしたが、「感謝の気持ちと『ありがとう』を伝えたいです。しっかり(返事を)返していきたいです」と白い歯をみせた。
 次戦は全日本選手権(23日~26日・富山)に出場する。「実力はまだまだ。しっかり回復させて、雪があるうちにトレーニングを積む。しっかり戦って行きたい」と気持ちを切り替えた。


大変失礼ながら、自分は3月8日まで、「堀島行真(ほりしま・いくま)」というアスリートの存在を知らなかった。モーグルと言えば、里谷多英さんや上村愛子さんなど「女子が強い」というイメージがあったけど、まさか男子で世界のトップを獲れる日本人がいたとは!

それにしても、初出場の世界選手権で「モーグル&デュアルモーグルの2冠」なんて”奇跡に近い快挙”なのに、翌日のスポーツニッポンは、まだ1次ラウンドのWBCが一面で、堀島選手は裏一面だった(ちなみにデイリースポーツの一面は、2日とも阪神。このブレなさは好きだけども・・・)。素晴らしい成績を残した選手のことは、もっと大きく取り上げてほしいものだ。

個人的に、ソチ五輪以来、3年ぶりにモーグルの試合を見たのだけど(生中継してくれたテレビ東京さんに感謝!)、まずエアがかなり進化していて驚いた!足にスキー板がついているのに、空中であんなにクルクル回れるなんてもうわけがわからない。一瞬、体操の白井健三選手がスキーをしているのかと思ったほど。

そして男子は、急なコブ斜面をものすごい速さでかっ飛ばして行く選手ばかり!まるで映像を早回しで見ているような気分になる。その中でも、堀島選手のスピードは(素人目に見ても)明らかに他の選手とは次元が違っていた。今大会はダークホース的な存在だったかもしれないけど、その滑りは「世界王者」に十分ふさわしいものだったと思う。

堀島選手は2冠に輝いた後、「こんなにうまくいくのかという思い」と語っていたそうだ。W杯でも優勝の実績がない大学生が、彗星のように現れて金メダルをかっさらう。本当はこれが平昌五輪だったら一番良かったのかもしれないけど、ロシアの作家・ツルゲーネフ「乗りかけた船にはためらわず乗ってしまえ」と言っていたように、どんな試合でも自分にいい流れがきたときは、そのまま乗ってしまうことが大事。人生のビッグウェーブは、そう何度もあることではないのだ!

「趣味はスキー」と言い切るほど、競技にすべてを捧げている19歳。インタビューの受け答えもしっかりしているし、でもどこかまだあどけなさも残っていて、素直に応援したくなる。来年の平昌五輪の楽しみが、また一つ増えた。

 

堀島行真選手から学んだこと

乗りかけた船にはためらわずに乗ろう。逃すな、人生のビッグウェーブを!