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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【谷口武彦】オートレースの現役最年長選手、75歳で引退

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公営競技で現役最年長 75歳、オートレースの谷口が引退「最後のレースは、年のせいか厳しかった」(3/8 西日本スポーツより)

 公営競技の現役最年長選手、オートレースの谷口武彦が7日、所属する浜松市浜松オートレース場で行われた第4レース(8着)を最後に引退した。75歳99日での出走だった。同選手は1966年にデビューし、50年以上にわたって走り続けた。ビッグタイトルには手が届かなかったが、一昨年9月には地元で1着となり、自らの持つ公営競技最年長勝利記録を73歳280日に更新していた。
 レースを終えた谷口は「最後のレースは、年のせいか体力的にかなり厳しかったが『無事これ名馬』で何とか走り切ることができた。オートレース人生、悔いなしです。去年6月にレース中のけがで初めて骨折して、復帰するまでの半年間はとてもきつかった」と話した。


個人的に、谷口武彦選手の存在を知ったのは、テレビ朝日の『マツコ&有吉の怒り新党』がきっかけだった。「新・3大〇〇調査会」のコーナーで、「孫世代と戦う 偉大な老年アスリート」の一人として紹介されていたのだ。

最高時速が約150キロ以上と言われるオートレースは、一歩間違えれば「死と隣合わせ」の危険なスポーツである。そんな戦場で(放送当時)74歳のおじいちゃんが、孫ほど歳の離れたレーサーたちと熾烈な戦いを繰り広げているのを見て、「すごい人もいるもんだなぁ」と感心したことを今でも覚えている。

24歳のときに7年間勤めたバイク工場を退社し、オートレースの世界へ。その後もバイクへの思いは尽きることがなく、気付けば愛車のサドルには「もみじマーク」が貼られていた。「これなら少しは若い衆が遠慮するかなと思ったけど、義理人情もなんにもないですね。エッヘッヘ。」と、屈託のない笑顔で話す姿がたまらない!

最近は、高齢者がブレーキとアクセルを踏み間違えて、加害者になってしまう交通事故が増えている。75歳といえば、運転免許の返納を考えてもおかしくない年齢なのに、未だに大きなバイクを乗りこなすボディバランスや、猛スピードに耐えられる身体の強さを維持しているのは、本当に驚異的だと思う。

ここまで現役を続けてこられた秘訣は、「毎日の筋トレ」。レースのない日はみっちり4時間、これを40歳から始めて30年以上ずっと続けてきたそうだ(凄すぎて絶句・・・)。

そんな谷口選手の座右の銘は、「”無事是名馬”ですね。無事で長続きするのが一番いいんじゃないかと」。競技生活50年で、5424レースに出場。一度もビッグタイトルには手が届かなかったが、「無事是名馬というレース」の一等賞をとったと言っていいだろう。現在43歳の元SMAP森且行選手もとにかく無事で、あと30年は頑張ってほしい!


谷口武彦選手から学んだこと

無事是名馬」の一等賞を目指せ!