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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【成田緑夢】平昌パラリンピック出場を目指す、成田三兄弟の末っ子

スノーボード

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成田緑夢、スノボクロス連覇「ヒーローになりたい」(2/19 日刊スポーツより)

スノーボード:全国障がい者選手権大会>◇19日◇長野・白馬乗鞍温泉スキー場◇男子スノーボードクロス(下肢障害など)決勝
 パラスポーツの期待の星、成田緑夢(ぐりむ、23=近畿医療専門学校)が2連覇を達成し、大腿(だいたい)義足クラスで初優勝した山本篤(34)と平昌大会での共演を望んだ。
 成田はスノーボード一家の次男として、06年トリノ五輪に出場した兄童夢と姉今井メロともに1歳からスノーボードに親しんできた。スノーボードとスキーのハーフパイプ(HP)で活躍し、ソチ五輪を目指していたが、13年4月にトランポリンの練習中に着地を失敗して、腓骨(ひこつ)神経左膝下まひとなった。障害者手帳は6級に認定された。
 しかし、スポーツは諦めなかった。ソチ・パラリンピックから正式種目となったスノーボードクロスに挑戦しようと昨年の同大会に出場して優勝。今季は日本代表選手として、海外遠征に参加した。昨年10月のワールドカップ(W杯)で4位、その後のW杯では2度の優勝を飾り、一気に平昌大会の期待の星となった。「1つだけ極めるという日本の文化を変えたい。僕はヒーローになりたいんです」。スポーツ万能の天才が偉業に挑む。 


先日、携帯電話の機種変更をしに行ったら、店頭でなにやらキャンペーンをやっていた。自分もクジ引きに参加する資格があると言われ、試しに引いたところ、なんと1等のお米(5キロ)が当たったのだ!まあそれは良かったのだが、突然、米をポンと渡され、家まで抱えて帰るはめになり、「5キロって重いなぁ・・・」と。

成田緑夢(ぐりむ)選手が足に障害を負ってしまった事故は、自宅でトランポリンを飛んでいて、「両足首にスキーの板の重さを想定した2.5キロずつの重りを付け、2回転宙返りで5メートルを飛ぶジャンプを1日に300回繰り返すトレーニング」をしている最中に起こったとのこと。

両足首に2.5キロの重りだから、からだ全体では5キロになる。つまり、さきほどの5キロの米を持って、トランポリンの上で300回転するようなもの。一般人の自分にはとても考えられないし、アスリートでもさすがに無茶な練習だったんじゃないかと思ってしまう。

父・隆史さんのスパルタ教育で話題になった、スノーボード「成田三兄弟」。兄・童夢(どうむ)さんと姉・今井メロさんは揃ってトリノ五輪に出場し、緑夢選手も当然のようにオリンピックを目指していたが、19歳のときに上記のアクシデントが発生。このとき医者からは、「左足切断かもしれない」「歩ける確率は20%」「スポーツもできなくなる」と言われたそうだ。

誰の人生にも多少の紆余曲折はあるものだけど、ここまで振り幅が大きいと、立ち直るのには相当の時間がかかったはず。自分の足の状態を理解した上で、それでも夢を諦めず、「五輪は無理でもパラリンピックがある」。こう考えられるようになるまでには、どれほどの絶望や失意をくぐり抜けてきたのだろう。

「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」(パラリンピックの創始者=ルードヴィヒ・グットマン博士の名言)

最近、たまたまテレビで緑夢選手を見たのだけど、実に爽やかで、受け答えもしっかりしていて、周囲に不快感を与えるような要素は全くなかった。「成田三兄弟」は上の二人の印象があまりにも強烈すぎて、どうしても色眼鏡で見てしまうけど、末っ子は本当に魅力的な「一人のパラアスリート」。だから素直に応援したい。

「障害を持った人、けがして引退を迫られている人に夢、感動、希望を届ける。それが大けがをした自分に課せられた使命」。自らの人生において、グッドマン博士の言葉を体現していってほしい!

 

成田緑夢選手から学んだこと

閉ざされた可能性を嘆くのではなく、残された可能性に懸ける。