人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【三原舞依】病を乗り越えて、リアル・シンデレラストーリー!

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フィギュアスケート四大陸選手権Vの三原舞依が帰国。150人が出迎え(2/20 スポーツ報知より)

 フィギュアスケート四大陸選手権(韓国・江陵)の女子で逆転優勝した三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク=が20日、関西空港着の航空機で帰国した。関係者や報道陣、居合わせた空港利用者など約150人に迎えられて、「うれしい。優勝できるとは思っていなかった。羽生(結弦)選手や浅田(真央)選手の帰国のニュースを見たことがあるけど、こういう感じなんですね」と主要国際大会初優勝の実感が沸いた様子だ。
 次の舞台は世界選手権(3月29日からフィンランドヘルシンキ)。「今回ノーミスで演技できたことは良かった。表現力やスケーティングがまだまだなので、さらにブラッシュアップしていきたい」。普段は兵庫県立芦屋高の2年生。17歳の挑戦は続く。  


フィギュアスケートの「四大陸選手権」で、三原舞依選手(神戸ポートアイランドクラブ)が初出場初優勝!ジャンプの安定感が抜群で、見ていて全くこける気がしない。ショート・フリーともにノーミスでの優勝は、本当に気持ちがいいものだ!

出発時の見送りは記者2人と両親だけだったのが、150人に出迎えられての凱旋帰国。かつては柔道家野村忠宏さんがアトランタ五輪に出発する際、空港でカメラマンに「邪魔だ」と言われて突き飛ばされたことがあったが、結果を残して「待遇の変化」を勝ち取るのは、アスリートとして最高にカッコいいと思う。

今回、フリーの「シンデレラ」を初めて通しでじっくりと見たのだけど、浅田真央選手のシニアデビュー時を彷彿とさせるような初々しさがあって、「スケートが大好きなんだなぁ」というのが演技から伝わってきた。緊張感やプレッシャーよりも、滑れる喜びの方が大きいように見えるのは、少し前に病気でスケートができない時期があったからだろう。

三原選手は、一昨年12月、全身の関節が痛む「若年性特発性関節炎」を発症。しばらく車いす生活を送ったが、約4ヶ月間リンクから離れているときも、復帰を信じて「ずっと筋力トレーニングに励んでいた」そうだ。

どんな選手でも、結果が出ているときや身体の調子がいいときは、練習熱心になるものだ。問題は、怪我や体調不良で試合に出られないときに、モチベーションを保つことができるかどうか。

先日、陸上男子長距離の竹澤健介選手(住友重工)が今季限りでの現役引退を表明した。大学時代から「たび重なる脚の故障」&「練習が継続できないジレンマ」と戦い続けてきた彼がこう言っていた。

「故障が治るのを待つとかはやめたほうがいいと思います。ちゃんとトレーニングを継続したほうが良いです。『休めよ』と周りからは言われると思うんですけど、やっぱり走る身体を作るためには、休むだけだと筋力がどんどん落ちます。仮に昔の能力で走れても、基礎がないのでまた壊れます。だから、なるべく落とさないことが大事なんじゃないかと思います」(「月刊陸上競技」2017年3月号、竹澤健介インタビューより)


100%の練習がこなせなくても、たとえ10%だとしても、今の自分にできることを精一杯やること。何もしないのはNG。氷上で滑ることができないなら、陸上で筋トレをする。そんな地道な身体作りがあっての今回の快挙だと思う。何の準備もしていないのにたまたま運良く結果が出る。そんなムシのいい話は存在するわけがないのだ。

さて、市民ランナーの自分は、来月にフルマラソンを控えている。三原選手が優勝した翌日、本当ならレースペースで20キロ走をする予定だったのだけど、体が重くて気分も乗らないため、今日は練習をやめておこうと考えた。

が、これだと三原選手から学んだことが一切生かされていない。20キロは無理だけど、休足はダメだ。だから強度を落として少しだけ走ろう。それぐらいならできるはず・・・。というわけで、60分だけジョグをしてきた。「これでいいんだ。三原式さ」と自分に言い聞かせた日曜日の午後であった。

三原舞依選手から学んだこと

怪我や体調不良のときも、今の自分ができることを精一杯やること。