読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【中本健太郎】4年越しのリベンジなる!14回目のマラソンで悲願の初優勝!

f:id:skipp-beat:20170205204249j:plain

34歳・中本、悲願のマラソン初優勝!別大毎日マラソン(2/5 スポーツニッポンより)

 陸上の世界選手権(8月、ロンドン)代表選考会を兼ねた別府大分毎日マラソンは5日、大分市高崎山うみたまご前―大分市営陸上競技場のコースで行われ、2012年ロンドン五輪6位の中本健太郎(34=安川電機)が2時間9分32秒でマラソン優勝を飾り、世界切符へ名乗りを挙げた。
 序盤から先頭集団でレースを進めた中本は、34キロ過ぎでデレジェ・デベレ(30=エチオピア)との一騎打ちに持ち込むと、苦しい表情を見せながらもトップを並走。39キロ手前で仕掛けてデベレをぐんぐん引き離すとそのまま独走状態となり、マラソン14度目の挑戦で悲願の初優勝を成し遂げた。
 2013年の同大会ではデッドヒートの末に川内優輝(29=埼玉県庁)に敗れた。4年前の雪辱を果たし、「本当に別大で優勝したかったので、優勝できてうれしい。あの時の思いをぶつけて今日の優勝に結び付いたと思う」としみじみ。「タイム的には物足りないものはあるんですけど優勝が目標だったのでうれしい」と話した。


2月5日に行われた『別府大分毎日マラソン』で、中本健太郎選手(安川電機)が嬉しいマラソン初優勝!12年ロンドン五輪6位、13年モスクワ世界陸上5位と、世界の舞台で実績を残しているので、これまで優勝していなかったのが不思議なくらい。最後の控えめなガッツポーズが、なんとも彼らしくて素敵だ!

「中本選手と別大」と言えば、思い出されるのは今から4年前、川内優輝選手(埼玉県庁)とのデッドヒートである。28キロ~40キロすぎまで、抜きつ抜かれつの繰り返し。走っている本人たちは大変だっただろうけど、見る側としてはこれ以上ない面白いレースだったと思う。

あのとき優勝したライバルは、昨年12月の福岡国際で「魂の激走」を見せて(詳しくはコチラを)、日本人トップの第3位に入った。このことは、中本選手の大きなモチベーションになったようだ。「故障でも素晴らしい結果を出した川内君と、ここで戦ったこともある。全盛期からは落ちても、あの走り。負けていられない」。
 

失敗したところで終わるから「失敗」が存在するわけだ。
何度失敗しようが、その度に工夫し、
ネガティブな過去をポジティブなものへと転換し、
成功するまで続ければ、それらの失敗は全て、
成功のために必要な部品となる。失敗なんて存在しない。
失敗を存在させているのは、いつだって自分自身だ。
(魔法のコンパス 道なき道の歩き方/西野亮廣


中本選手は、5位に入った13年世界選手権以降は怪我に悩まされ、不振にあえいだ。昨年はリオ五輪代表を逃し、引退も頭によぎったが、「もう一度、世界の舞台に立ちたい」という思いで、頑張ってきたそうだ。

女子マラソンの重友梨佐選手(天満屋)は、ロンドン五輪で79位に沈み、その後も度重なる故障に苦しんだ。中本選手と同様に、リオ五輪は代表漏れ。でも、「悪いところで辞められない」と奮起し、今年1月の『大阪国際女子マラソン』で復活優勝を遂げた。

やっぱり勝負の世界に生きる人たちは、「負けたままじゃ終われない」のである。「(4年前の)あの時の思いがあるので、今日の試合にぶつけて、それが優勝に結びついた」という中本選手。「諦めずに我慢してやり続けたら、形にできるんだというのを改めて感じた」という重友選手。

「負けないこと」はもちろん立派だけど、「負けたことに負けないこと」はそれ以上に立派で価値がある。二人とも、レースの結果でそのことを体現してくれたように思う。

 

中本健太郎選手から学んだこと

「負けたままじゃ終われない」というプライドを持つ!