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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【アンディ・マリー】テニス界の頂点に登りつめた男

テニス

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「努力すれば夢は叶う」「越えられない壁はない」。一見、キレイゴトにしか思えない言葉も、この男の半生を振り返れば、「その通り!」と実感せずにはいられない。

男子テニス界の新王者、アンディ・マリー選手。昨年、英国人選手として初めて男子テニス世界ランキング1位になった。29歳で初の1位は、史上2番目の年長記録だ。

マリー選手は、ロジャー・フェデラー選手、ラファエル・ナダル選手、ノバク・ジョコビッチ選手とともに、「BIG4」と称されていたのだが、4人の中では一番地味(失礼)で、実力も4番手だった。グランドスラムの決勝で敗れること8回(=フェデラーに3回、ジョコビッチに5回)。かつては「偉大なるビッグ3に次ぐ存在」と揶揄されていたことが嘘のような、現在の大活躍ぶりである。

「同じことを繰り返しながら、違う結果を望むこと、それを狂気という」

これはアインシュタイン博士の名言だけど、これだけ違う結果が出始めたのは、マリー選手が何か「違うこと」を始めたからだろう。1月12日発売の雑誌『Number』の「Go for the Top ~2017テニス開幕特集~」によると、「2007年から肉体改造を実施した」とのこと。その具体的な内容は、以下の通り ⇓

① 4000キロだった1日の摂取カロリーを6000キロに
② 大好きな寿司は、一日に50個以上食べる
③ 400mを80秒以内で駆け抜けるスプリント×10セットを毎日
④ 激しいトレーニングによって、摂取したカロリーのほとんどを消費
⑤ 無駄のない筋肉だけが上積み → 理想の体を手に入れた!


夢を叶えた選手には、必ず夢を追いかけていたときがある。「あの頃はとにかく体を大きくしたくて、カロリーばかりを気にしていた。そういう時期だったんだ」

今となっては信じられないのだけど、華奢な体つきだった10代のころは、よく脚を痙攣させては試合を棄権していたそうだ。それが、昨年の『ATPツアーファイナル』では、錦織圭選手と3時間20分、ラオニッチ選手と3時間38分の死闘を繰り広げた後、決勝でジョコビッチ選手にストレート勝ち。”無尽蔵のスタミナ”は決して生まれ持った(先天的な)ものではなく、努力によって手に入れた(後天的な)ものだということがよくわかる。

個人的には、「かつてのマリー選手=現在の錦織選手」に思えて仕方がないのだ。上位の常連だけどタイトルには届かない → 体力面の課題を克服 → ついに王者へ。「マレーだからできたこと」と思うか、「マレーにできたんだから自分にもできる」と思うか。”世界のNISHIKORI”は後者であってほしい。

テニスの4大大会の初戦、『全豪オープン』がいよいよ開幕した。マリー選手は、これまで全豪は準優勝が4度。今年こそ、という思いだろう。順調に行けば、準々決勝が「マリー vs 錦織」になる模様。楽しみな戦いが迫ってきた。

 

アンディ・マリー選手から学んだこと

いつも同じような結果しか出ないときは、やり方を変えてみる。