人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【錦織圭、松山英樹】前人未到の領域を切り拓く「世界力」とは?

f:id:skipp-beat:20170108111238j:plain

2016年12月30日にフジテレビ系列で放送された、スポーツドキュメンタリー『The 世界力』。日本を代表するハリウッドスターの渡辺謙さんが、錦織圭選手(世界ランク5位)と松山英樹選手(世界ランク6位)に迫るという、これ以上ない豪華な企画!この日が初対面だったという二人の「スペシャルトーク」を見逃してしまった方のために、簡単に内容を紹介したい。


Q. 好きなスポーツ選手は?

松山「イチローさん、松井(秀喜)さん。野球が好き」
錦織「ウッチー(内田篤人)。サッカーが好き」

Q. 2016年のベストゲームは?

松山 「全米プロ。自分のゲームがちゃんとできた」
錦織 「全米のマレー戦(準々決勝)。メンタルと体力で勝てた試合だった」

Q. リオ五輪について

錦織 「正直、出るか迷いは凄くあった。でも出てむちゃくちゃ良かった。こういう機会じゃないと、日本人として日本を背負ったり、チームのみんなが助けてくれたりというのはなかなか味わえないので」
松山 「リオは最終日にちょろっとしか見ていないが、出た方がよかったのかなと思いながらも、やっぱり出なくてもよかったのかなとか、不思議なことを思いながら・・・」

Q. 賞金獲得額について(錦織=2016年は5億4300万円、松山=2015~16年シーズンは5億740万円)

錦織 「賞金はこうやって(フリップで)出されないと見ない。ランキングもあまり見ない。ニュースで知ることが多い」 
松山 「メジャーでは大金がその辺に落っこちてんですよ。それはもう拾わなきゃ」(と言っていたと、ゴルフジャーナリストの方からの情報)

Q. 食事、コンディショニングについて

錦織 「試合後はすぐ食べるようにしている。筋肉の疲労回復のためにも、リカバリードリンクと炭水化物をとるようにしている」
松山 「炊飯器を持ち歩いている。キャディーさんに炊いてもらう」

Q. プロを意識したのはいつぐらいから?

錦織 「12歳で小学生の全国大会で3冠をとったころから、もうプロになるんだと思っていた」
松山 「高3のときに、東北福祉大の阿部先生から”世界を目指してやらないか”と言われた」

Q. コーチについて(錦織=マイケル・チャンさん、松山=付けていない)

錦織 「21~22才でなかなか上に行けず、壁を感じていて、いいアドバイスをもらえる人がほしかった」
松山 「自分のフィーリングと映像を見てチェックする」

Q. プレッシャーについて

松山 「調子がいいときは(大舞台でも)楽しくて仕方ない。いつまでもゲームを続けたくなる」
錦織 「緊張するのは楽しいことだと思うようにしている」 

Q. 家庭や家族のイメージ

錦織 「テニス選手は家族連れや子供連れが多い。僕もいつかはできたらいいなと思う」
松山 「まったく考えていない」

Q. セカンドライフ(引退後の生活)について

錦織 「たまに考える。なるべくテニスに関わっていたい。今は選手寿命も長くなっているので、きちんとトレーニングすれば35歳くらいまではできるのかなと思っている」
松山 「全然考えていない」 

Q. 東京五輪について

錦織 「東京は楽しみ。リオでメダルを取った瞬間から、次も頑張りたいと思った」
松山 「東京は出たいです。絶対に出ます!(断言)」

Q. メジャータイトルをとるために足りないもの

錦織 「心技体全部。これからもっとメンタルも強くならないといけないし、大事なポイントを取り切る強さだったり。1年を通してもっと強く戦っていかないといけない」
松山 「錦織さんが言ったように全て足りない。パッティングがネック。高いレベルでキープできるようにしたい」

Q. 今後、どんなプレーヤーとして生きていきたいか。

錦織 「自分ができることを今やって、勝手にいろんな人が僕の背中を見てくれればいいなと思う。自分らしいプレーをするだけ。僕は自分のためにテニスをやっている。それをいろんな形で皆さんに見てもらえたら」
松山 「海外で頑張っている姿をジュニア世代の子たちが見てくれて、その子たちが刺激を受けて世界のトップを目指してやってくれたら嬉しい」

 

二人とも飾らずに本音で話していて、放送時間が75分じゃ足りないと感じるほど、充実した内容だった。こういう番組は本当に面白い!

錦織選手は2014年に準優勝した全米オープンを、「(怪我をしていたので)本当は出たくなかった。イヤイヤ行った」と暴露したり、松山選手は練習ですごくいいショットが出た後に、「なんでこれが試合でできない!」とボヤいたり、真剣勝負の試合中とはまた違った一面を知ることができた。

世界での実績を見ると、「雲の上の人」としか思えないのだけど、錦織選手は10年前、2006年の賞金獲得額は、52万円(現在の1000分の1)だったとのこと。松山選手も、高校3年のときは試合で全然勝てず、「とてもプロを目指すようなレベルではなかった」そうだ。

ともに最初から凄かったわけではなく、練習や努力を積み重ねて今の地位に辿り着いたという事実は、私たちに親近感を与えてくれ、そして何より「継続することの大切さ」を教えてくれたと思う。

テニスやゴルフで日本人が世界の頂点を競い合う。ひと昔前までは「夢物語」だったことが、現実になっている。ならば、メジャータイトル獲得だって・・・と期待せずにはいられない。これからも「挑戦者の魂」で、前人未到の領域をドンドン切り拓いて行ってほしい。

 

錦織圭選手&松山英樹選手から学んだこと

人生に一足飛びはない。継続は力なり。