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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【遠藤日向、本田真凜】大事な試合に出られない悔しさ

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学法石川・エース遠藤日向、インフルで出場断念 全国高校駅伝(12/25 福島民友より)

 高校の枠を超えたスピードに乗った走りで活躍が期待された学法石川高のエース遠藤日向選手(3年)がインフルエンザのため全国高校駅伝競走大会を欠場、松田和宏監督は「本人は悔しい思いをしている。遠藤の分までこのメンバーで頑張りたい」と気持ちを切り替えた。
 大会は京都市西京極陸上競技場を発着点に25日に開かれる。国体3連覇や男子3000メートル日本高校記録を持つ遠藤選手は、各校のエース級がひしめく1区(10キロ)を走る予定で、新聞や雑誌などで取り上げられるほど注目の選手だった。


学法石川高校のエース・遠藤日向(ひゅうが)選手が、インフルエンザのため全国高校駅伝を欠場。インターハイや国体で輝かしい成績を残してきた「高校No.1ランナー」は、最後の都大路を走ることができなかった。

一人の陸上ファンとして本当に残念だったし、純粋にエース区間の1区を走る姿を見たかったなぁと思う。大事なレースを控えて、きっといつも以上に体調管理にも気を配っていただろうに・・・。

エースを欠いたチームは大苦戦。でも、42番目で競技場に戻ってきたアンカーのラストスパートからは、「1秒でも速くゴールするんだ」という気持ちが伝わってきた。1区を走ったライバル校(九州学院)の選手の腕には、「遠藤日向」の文字が。順位だけじゃない。こういうのが高校駅伝のいいところである。

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本田真凜、うれし涙「幸せです」インフル離脱から復活4位(12/25 スポーツ報知より)

フィギュアスケート 全日本選手権第3日(24日、大阪・東和薬品楽タブドーム)
 笑顔の真凜が復活した。冒頭に3回転のフリップ―トウループのコンビネーションを完璧に決めて勢いに乗ると、後半の3回転ループと2回転半も美しく着氷。「幸せです。スケートが好きだなあって改めて感じました」とプログラム通りの「Smile」がはじけた。
 ノーミスで演じきり、ISU非公認大会ながら67・52点の自己ベストをマーク。今月のジュニアGPファイナルはインフルエンザで欠場し、リンクを1周するだけで息切れするほど体力が落ちたが、「やれるだけやってきた」と言い切るほど練習を重ねてきたという。
 4位につけ、初の表彰台と2連覇を狙う世界ジュニア選手権の出場権が見えてきた。「絶対に世界ジュニアの切符を取りたい」。フリーでも輝く真凜スマイルを披露する。 


そしてもう一人、インフルエンザで大事な試合に出られなかったのが、フィギュアスケート本田真凜選手である。昨季の世界ジュニア女王は、優勝を狙ったジュニアグランプリファイナルで、現地入りしながら無念の棄権を強いられた。

復帰戦となった先日の全日本選手権ショートプログラムをノーミスでまとめると、「試合に出られるって幸せなんだな」と口を覆って涙。見ているこちらも涙である。

妹が人気子役・本田望結さんということで、話題先行型と思われがちだけど、演技も相当なものだ。なんていうか、リンクに出てきただけで観る者を惹き付けるオーラがあるのだ!自分は今回、家でテレビ中継を見ていて、本田選手が出てきたときにすごくトイレが行きたかったのだけど、数分間我慢して見入ってしまった。JALやプリンスホテルなど、スポンサーがどんどんつくのも分かる気がする。

これまでの実績が示しているように、二人とも同世代では抜きん出た実力がある。インフルエンザにならなければ、きっと好成績を残していただろう。実際に戦って負けたのなら納得がいく。でも、その舞台に上がることすらできないというのが、アスリートにとってどれほど悔しいことか。

遠藤選手が卒業後の進路に選んだのは、箱根駅伝のある大学ではなく実業団の住友電工。トラックでの東京五輪出場を目指して、スピードを磨きたいからだそうだ(※大学は20キロという箱根の距離に対応する練習が必要)。本田選手は全日本でジュニア勢最高の4位に入り、来年3月の世界ジュニア出場が決定した。

今はまだ18歳と15歳。これからどんどん周囲の期待が高まって、重圧やプレッシャーに苛まれることもあるかもしれない。そんなときは、どうか「試合に出られるだけで幸せ」という初心を忘れないでほしいと思う。

途中で失速したり、ジャンプで転倒して悔しい思いをしたとしても、それは健康な身体で、試合に出場しないと味わえない感情なのだ。今回のインフルエンザがいい勉強だったと思えるように。ここがゴールじゃない。二人にはまだまだ先がある。

遠藤日向選手&本田真凜選手から学んだこと

戦いの舞台に立てる幸せを噛みしめる。