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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【野口みずき】上海に移住して、新婚生活を満喫中

陸上

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結婚、上海移住の野口みずき、自分のリズムで人生も(12/22 日刊スポーツより抜粋)

 女子マラソンの04年アテネ五輪金メダリスト野口みずき(38)は今年4月、現役を引退した。現在は7月に結婚した夫の仕事の関係で中国・上海で暮らしている。異国の地であらためて認識したのは、五輪ゴールドメダルの価値だった。結婚生活を最優先に考えて、できる範囲でランニングの楽しさを伝えている。
 7月に上海アシックス社のイベントに参加した。その際にいきなり米専門誌の取材を受けた。さらに現在の中国はランニングブームの真っただ中。各地で大会が開かれ、ランニングクラブが結成されている。野口は「町を歩いても5、6人がまとまって走っている。ちょうど10年前の日本と同じような感じ」と言う。
 イベントにいくと、目を輝かせた子どもたちが集まってくる。メダルを出せば、無邪気に歓声を上げる。「速く走るコツは何ですか?」と素朴な質問を受ける。それは中国でも日本でも同じだった。野口は「純粋すぎて涙が出ますよ。(04年アテネから)12年もたった金メダリストですが、あらためて五輪で金をとることの影響力を感じるんです」としみじみと言う。
 現在は結婚生活を第一に考えて、月に1、2度、ゲストランナーなどで上海と日本を往復。指導者の道は「全然ないです」と即答する。「今、スポーツ選手はすごいですよね、解説者とかタレントとか。でも私は自分らしいことができたらいい。もっと直接的に、親密に触れ合う感じで」。


現役時代は、”ストイックな修行僧” のようなイメージが強かった野口みずきさん。今は ”一人の女性” としてとても幸せそうだ。今年7月に結婚した夫の仕事の都合で上海に移住し、10月には北京で行われたハーフマラソンにゲストとして参加。「2008年(北京五輪)に走れなかったけど、8年をたってから走れた。なんか、すごくおもしろいな」と笑顔で振り返っていたとのこと!

同じ金メダリストとしてよく比較される高橋尚子さんは、マラソン解説者・キャスター・日本陸連の理事・日本代表臨時コーチ(現在打診中)として、現役引退後の「王道」を歩んでいる。本来なら似たような待遇を得られたはずなのに、あえて普通の生活を選択したところが、控えめな野口さんらしくて素敵だなぁと思う。

市民ランナーの自分は、昨年5月に「高橋尚子杯・ぎふ清流ハーフマラソン」に出場したのだけど、野口さんがゲストで来ていて、大会前日に2人の金メダリストのトークショーがあった。このときはまだリオ五輪を目指しているときで、「合宿などで若い子たちと一緒に練習していると、勉強になることが本当にたくさんあるんです」と語っていたことを今でも覚えている。

この”若い子”というのが具体的に誰を指すのかはわからないけど、一つ確実に言えることは、「野口さんよりも実績がない」ということだ。金メダリストより上なんて存在しないし、すでに世界一になっているのに、まだ「自分には能力が足りない」と思っている。結局、ズバ抜けた結果を残す人とそうでない人の違いは、常に「謙虚さ」があるかどうかなのだろう。

(少し余談を。現役時代の野口さんは、毎朝5時に起きて朝練をしていた。「1時間ゆっくり走るだけ」ということだったが、このジョグのペースがなんと1キロ4分10秒!ちなみに、アテネ銀のヌデレバ選手やママさんランナーの赤羽有紀子さんも、ジョグはキロ4分ぐらい。Qちゃんはキロ5~6分で、のんびり景色を見ながら走るのが好きとのこと。以上、トークショーより)

現在は上海在住で、結婚生活を第一に考えているそうだ。アテネ五輪はもう12年前の話。でも、何年経っても金メダリストはみんなの憧れの存在だし、間近で見たいもの。これからも時間が許すかぎり、日本のマラソン大会にゲストランナーとして来てほしい!


野口みずきさんから学んだこと

ズバ抜けた結果を残す人とそうでない人の違い=謙虚さがあるかどうか。