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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【ダルビッシュ有】先輩からは貪欲に学び、後輩へは惜しげもなく伝える

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ダルビッシュイチローと自主トレ!ムネリンも一緒!(12/13 スポーツ報知より)

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が13日、マーリンズイチロー外野手(43)と自主トレを行ったことを明かした。自身の写真共有アプリ「インスタグラム」に、イチロー愛用のトレーニング機器で体を鍛えている写真とともに「今日はイチローさんの所にお邪魔して鳥取ワールドウイングの小山さんに初動負荷マシーンの使い方を教えていただきました」と投稿。「ムネリンとペアを組んでやりましたよ」とカブスからFAとなっている川崎とも一緒に汗を流した。
 練習後には、初動負荷理論を提唱するトレーナーの小山氏によるトレーニング講座にも参加。「色々発見があり非常に有意義な時間となりました」と笑顔の顔文字を交えて報告。頭、体の両面で、充実した時間となったようだ。


ダルビッシュ有選手とイチロー選手、スーパースターが自主トレで夢の共演!ワクワクする話題だけど、実はこの二人、ウエイトトレーニングに対する考え方が真逆なのだ。

今年3月の『報道ステーション』で、野球解説者の稲葉篤紀さんから、「ウェイトトレーニングで体を大きくすることが流行っている現状」について質問された”反対派”のイチロー選手は、

「そんなの全然ダメでしょ。自分の持って生まれたバランスが絶対ありますから。それ崩しちゃダメですよ。だって、トラとかライオンとかはウエイトしないですから。人間は知恵があるから、いろんなことやっちゃうんですよ。本来のバランスを保ってないと、筋肉は大きくなるけど、それを支えてる関節とか腱とかって鍛えられないんで。だから壊れちゃうんですよ。だって重さに耐えられないから。大きくしたらそら膝にくるし、関節にもきますよ。当たり前のことなんです」。

これに対して、”賛成派”のダルビッシュ選手は、「トラとかライオンは元々身体能力が高いけど、こっち(シマウマ)はそうじゃない。一緒にやっていると、トラとかライオンだけが生き残る。日本はいつまでも(トレーニングをしない)シマウマなので、これから先どんどん食べられちゃう状況。最後いよいよのところに来てからでは遅いと思うので、いつも(ウエイトトレーニングが大事だと)言ってます」。

投手と野手では求められるものが違うし、どちらが正しくてどちらが間違っているというものでもないのだろうけど、反対の意見を持つ先輩に、自分から頭を下げて教えを請いに行く姿勢は素晴らしいと思う。

今年、17歳で女子ゴルフ最高峰の『日本女子オープン』を制した畑岡奈紗選手も、米ツアーの最終予選会(QT)に出場した際、キャディーさんや他の指導者に質問をしまくっていたらしい。トップアスリートは皆、競技に対して「貪欲」かつ「向上心の塊」なのだ。

しかもダルビッシュ選手は、得た知識を後輩に惜しげもなく伝えているのがいい。このシーズンオフも、田中将大選手(ヤンキース)、大谷翔平選手日本ハム)、藤浪晋太郎選手(阪神)、則本昂大選手(楽天)など、志の高いメンバーが続々と「ダルビッシュ道場」に入門している。

「類は友を呼ぶ」という言葉があるけど、「一流は一流を呼ぶ」のである。すでに”十分すごい”彼らが、天狗になることなく、更なる高みを目指して切磋琢磨している。毎日夜の街に繰り出して飲み歩いたり、出版社の社長にポルシェをねだるような選手とは差がついて当然だし、それぞれの球団で「エース」と呼ばれる理由がわかる気がした。

 

ダルビッシュ有選手から学んだこと

付き合う人を見れば、自分のレベルがだいたいわかる。