人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【藤嶋健人】一日で歯を8本抜いたド根性男

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中日ドラ5藤嶋 気合の8本歯抜き!おかげで…ピコ太郎モノマネは痛恨ミス(12/12 デイリースポーツ)

 中日のドラフト5位・藤嶋健人投手(18)=東邦=が11日、かみ合わせ改善へ歯を8本抜いて矯正していると明かした。
 ナゴヤ球場屋内練習場で行われた歓迎会。ファンからピコ太郎の「PPAP」をリクエストされ意を決して立ち上がったが「アイハブアペーン♪ アイハブアペーン♪」と言い間違える痛恨ミス。爆笑のなか、赤面でやり直すことになった。
 どことなくろれつが回らない一因となったのが歯の矯正。「歯並びがすごく悪くて、トレーナーさんに矯正した方が力が出ると聞いて」と、1週間ほど前に上下左右の親知らず4本、上下左右の4番の計8本を1日で抜いたという。
 矯正終了までは約2年。「うどんが隙間から出てきました。歯磨きもめっちゃしています」と生活にはやや支障があるが、野球には支障はない。


今から数年前、俳優の三國連太郎さんがお亡くなりになった。その訃報記事に、「33歳のとき、老人の役を演じるために歯を10本抜いた」と書いてあって、「ひぇー、すごい役者根性だなぁ」とたまげた記憶があるのだけど、”バンビ2世”こと藤嶋健人選手は18歳にして8本抜歯。こちらも凄いプロ根性だ!

個人的に、親知らずを4本抜いたことがある。1本ずつ、4回に分けてやってもらったのだが、毎回、麻酔が切れると激痛に襲われて、まともにご飯も食べられなかった。自分は1本でこの有り様だったから、1日で8本も抜くなんて考えられないし、想像しただけで痛くてたまらない。

よく「芸能人は歯が命」と言われるけど、アスリートも「歯が命」である。藤嶋選手は高校時代、”まだ歯並びが悪い状態”で、投手としては最速146キロ、打者としては49本塁打を記録。これから矯正によって噛み合わせが良くなって、もっと力が出せるようになったらどれだけ凄くなるのか、将来が楽しみだ。

今、美しく並んだ白い歯を見せて、まばゆいフラッシュを浴びている羽生結弦選手クリスティアーノ・ロナウド選手も、かつては歯列矯正をしていたそうだ。彼らにも数年先を見越して、歯を動かす痛みと戦っていた時期があったのである。

財布からお金を取り出す前に、一瞬立ち止まって、「これは消費か、浪費か、投資か」という問いを自分自身に投げかけてみる。単なる消費や浪費に終わらせず、できるだけ投資になるようなお金の使い方を心がけること。 (稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?/亀田潤一郎)


のちに大きなリターンを得るために(花を咲かせるために)、前もってたくさんのお金を使う(種を蒔いておく)。
こんなふうに物事を「先取り」して考えるのは、とても大事なことだと思う。仮に矯正代が100万円かかったとして、現時点では「マイナス100万円」だけど、これから成績を残せばいくらでも取り戻せるし、プラスにすることだってできる。プロ野球はそれが可能な、夢のある世界だ。

藤嶋選手は、これから2年間は食事のたびに不便な思いをするだろうし、痛みにも耐えないといけない。でも、きっとそんな目先のことよりも、「プロ野球で長く活躍したい」という思いの方が大きくて、この入団前の行動にもよく表れていると思う。

今年、甲子園を沸かせた「高校BIG4」のうち、寺島成輝投手(履正社)はヤクルト1位、今井達也投手(作新学院)は西武1位、藤平尚真投手(横浜)は楽天1位、高橋昂也投手(花咲徳栄)は広島2位と、いずれもドラフト上位で指名された。高校での評価では負けてしまったけど、プロ入り後の逆転は十分にあり得る。このニュースを聞いたとき、ふとそんな予感がした。

 

藤嶋健人選手から学んだこと

不確かな自分の未来に、先行投資をしよう!