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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【池江璃花子、ペニー・オレクシアク】同じ歳の宿命のライバル

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【競泳】池江が今大会3つ目金メダル!五輪の入賞100mバタフライで貫禄の泳ぎ(11/19 スポーツ報知)

◆水泳 アジア選手権第6日(19日、辰巳国際水泳場ほか)
 競泳女子100メートルバタフライで、池江璃花子(16)=ルネサンス亀戸=が57秒46で優勝し、今大会3種目を制覇した。池江はリオデジャネイロ五輪でも同種目で決勝に進出しており、貫禄の泳ぎを見せつけた。
 この日の決勝では、前半を27秒11で50メートルを折り返した。「前半は26秒台を狙っていたんですけれど、優勝できてすごいうれしい」とレースを振り返った。
 女子100メートルバタフライは、リオ五輪で決勝に進出し、56秒86の日本新記録で6位入賞した思い出深い種目でもある。「また(五輪のように)56秒台を出したかったですけれど、とりあえず57秒前半を出すというのが決勝の目標だったので、目標を達成できて良かった」と喜んでいた。
 16歳の女子高生スイマーは今大会、女子50メートルバタフライと女子50メートル自由形で優勝しており、合計3種目を制覇した。 


リオ五輪・競泳女子100mバタフライで5位入賞を果たした、池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)。「水泳界のシンデレラ」「水の申し子」「スーパー高校生」などと言われ、一躍スターダムにのし上がった”2016年の歩み”を簡単に振り返ってみる。

①4月に淑徳巣鴨高校に進学した池江選手は、入学式数日後に行われた「日本選手権」でさっそく”高校記録”を樹立。8月のインターハイでも個人2冠を獲得した。 ⇒ すでに高校生で敵なし!

②現在、5種目の”日本記録保持者”であり、リオ五輪は日本競泳史上最多となる7種目に出場した。伸び盛りの勢いは止まらず、今季の日本記録更新はなんと12度! ⇒ すでに日本で敵なし!!

③そして、先週行われた「アジア選手権」では、バタフライと自由形の合計3種目で金メダルを獲得。 ⇒ すでにアジアで敵なし!!!

若干16歳にしてこれだけのことを成し遂げると、”燃え尽き症候群”になってもおかしくないのに、「長く休むと体が鈍るので、忙しい方が好き」と、リオ五輪後も休養をとることなく、レースに出まくっている。

池江選手がモチベーションを保てる理由ー それは、同じ歳のライバル=ペニー・オレクシアク選手(カナダ)の活躍に刺激を受けているからだろう。

昨年の世界ジュニア選手権では、50mと100mのバタフライで池江選手が優勝し、オレクシアク選手は両種目とも2位に終わっていた。それが、1年後のリオ五輪では立場が逆転。5位が最高成績(もちろんこれはこれで素晴らしいのだが)だった池江選手に対して、オレクシアク選手は金1、銀1、銅2、なんと合計4個のメダルを獲得したのである!

この写真の左側にいるのがオレクシアク選手なのだが、身長が186センチでとにかくでかい!昔、春高バレーを観に行ったとき、大山加奈選手と栗原恵選手(ともに187センチ)を見て、「こんなに大きな高校生がいるなんて!」と驚いた記憶があるのだけど、まるでメグカナが泳いでいるようなものである。池江選手は170センチで、日本人としては大きな方だと思うけど、二人で並ぶとすごく小柄に見える。

ともに自由形とバタフライを専門にしていて、4年後の東京五輪でも最大のライバルになることは間違いない。「去年の世界ジュニアでは勝ったのに、どんどん上に行ってしまった。来年、再来年は世界水泳もある。しっかり肩を並べられるようにしたい」

池江選手にとって、オレクシアク選手の存在は本当に大きい。彼女がいるかぎり、日本やアジアでどれだけ勝っても満足することなく、その上の「世界」に目を向けることができるからだ。レースでは宿敵になるけど、いてくれてよかったと思う。

私たちも「井の中の蛙」になりそうなときは、スポーツに限らず、さまざまな世界で活躍している”同級生”を意識してみたらどうだろう。同じ頃に生まれて、同じだけ歳を重ねてきた人に、すごい成果を出されると言い訳ができない。比較して「自分はダメだなぁ」と落ち込むのではなく、刺激にして「自分も頑張らないと!」とパワーに変えたいものである。

 

池江璃花子選手&ペニー・オレクシアク選手から学んだこと

さまざまな世界で活躍している「同級生」の存在を励みにする。