人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【高見澤安珠】オリンピアンの絶大な影響力

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全日本大学女子駅伝】松山大が初優勝!6連覇狙った立命大は2位(10/30 スポーツ報知より)

◇第34回全日本大学女子駅伝対校選手権(30日、仙台市陸上競技場仙台市役所前市民広場=6区間38・0キロ)
 26チームが参加した第34回全日本大学女子駅伝が30日、宮城・仙台市陸上競技場スタート、仙台市役所前市民広場ゴールの6区間38・0キロで行われ、9年連続9回目出場の松山大が2時間3分56秒で中四国勢として初優勝を飾った。史上初の6連覇を狙った立命大は1分11秒差の2位に終わった。
 松山大は1区の上原明悠美(4年)がトップと40秒差の14位と出遅れたが、2区の緒方美咲(2年)が区間賞の快走で11人を抜き、3位に浮上。3区で2位に上がると、4区の高見沢里歩(1年)は区間新記録をマーク。5区の中原海鈴(4年)がトップの名城大を抜いて首位に立つと、リオ五輪女子3000メートル障害代表で6区の高見沢安珠(3年)が区間新の走りで歓喜のゴールテープを切った。
 五輪を経験した選手の大会出場は初めてとなったアンカーの高見沢安珠。リオ五輪では9分58秒59の予選敗退に終わったが、「日本代表の選手を見て、貪欲な練習姿勢や準備の大切さを学んだ」と結果以上の糧を得た。リオでは、アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきさん(38)から「努力は裏切らないよ。4年後もあるから頑張って」と声をかけられたことを糧にした快走だった。 


男子ゴルフの松山英樹選手が『世界選手権シリーズ(HSBCチャンピオンズ)』で初優勝を果たした日、『全日本大学女子駅伝』でも”マツヤマ”が快挙!創部9年目の松山大学が、初の全国制覇を成し遂げた。その原動力となったのは、リオ五輪女子3000m障害代表の高見澤安珠(たかみざわ・あんじゅ)選手である。

津商業高校時代は全国的に無名のランナーだったが(インターハイ800m準決勝敗退)、大学進学後に3000m障害に転向。今年6月の日本選手権では途中で転倒するアクシデントがありながらも、最後の直線でトップに立ち、劇的な形でリオへの切符を掴んだ。

今大会のテレビ解説を務めていた高橋尚子さんが、「リオ五輪に出場したということで、多くの大学生ランナーに世界を意識させる、非常に大きな役割を果たした」と仰っていたけど、本当にその通りだと思う。チームで襷をつなぐ駅伝は、”スーパーエース”の力だけで勝てるわけではない。でも、松山大学を見ていると、一人のオリンピアンの存在が、周りの選手の意識や価値観をガラッと変えることもあるのだと実感する。

 「才能が偉大な仕事をさせるのではない。意識が人間を変える。意識を変えれば、才能はどんどん引き出される」 (「なでしこ」を世界一にした魔法のことば/児玉光雄)

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このレースでは、6区の高見澤選手と4区を走った高見沢里歩選手、二人の「タカミザワ」さんがともに区間新記録を樹立したのだが、後日、アルフィーの”高見沢”俊彦さんから松山大学にお花が贈られてきたそうだ。親戚などではなく、単なる「タカミザワつながり」とのこと。なんて粋な計らいなんだろう!伊達に20年以上、『大阪国際女子マラソン』のテーマソングを担当しているだけのことはある!

個人的に、松山大学には縁もゆかりもないのだけど、地方の大学が不利な条件に負けずに頑張っているのを見るのは嬉しい。”ないものねだり”をするのではなく、「”地方だからできること”にこだわりながらやってきた」という監督のインタビューもとても好感が持てた。

次戦は12月30日の富士山女子駅伝。松山大が2冠達成か、それとも「2位じゃダメなんです」の立命館のリベンジなるか。今から楽しみでならない。

 

高見澤安珠選手から学んだこと

実力者が周囲にいると、意識や価値観が変わる ⇒ 行動が変わる ⇒ 強くなる!