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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【南谷真鈴】日本人最年少で、世界七大陸の最高峰を制覇した冒険家

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日本人最年少で7大陸最高峰登頂 南谷真鈴さん 「トレーニング思い出し涙」(7/22 産経新聞より)

 日本人最年少で世界7大陸最高峰登頂に成功した早大2年、南谷真鈴(みなみや・まりん)さん(19)が21日、記者会見を開き、世界最高峰エベレスト(8848メートル)登頂の瞬間を「涙が止まらなかった」と振り返った。
 南谷さんは昨年1月の南米アコンカグア(6959メートル)を皮切りに今年5月にエベレストを制覇。今月4日には残り1つだった北米デナリ(6190メートル)に登頂した。記録更新は平成16年に渡辺大剛さんが達成した22歳以来。南谷さんは会見で「30キロのウエートトレーニングを毎日行った」と打ち明け、エベレストは「13歳の頃から憧れだった。景色が美しかっただけでなく、日々のトレーニングを思い出し、涙が出た」と話した。
 南谷さんは「来年3月には北極点へスキーで到達したい」と次の目標を熱く語り、「どうか夢を諦めないでほしい」と同世代にエールを送った。

 
南谷さんが、弱冠19歳で「セブンサミッター」(=七大陸最高峰制覇)の仲間入りを果たしたほぼ同時期に、東京都知事選への立候補を表明した小池百合子さんが、著書『女子の本懐』の中で、目立つ位置にいると、励ましもあれば批判もある」と仰っていた。これはまさに、南谷さんにもあてはまる。挑戦開始からわずか1年半での快挙を受けて、「体力」や「精神力」を称える声とともに、「資金力」に対する疑問の声が上がっているのだ。

海外での登山は、渡航費や登山料など高額の費用がかかる(例:エベレスト ⇒ ネパール政府に納める入山料だけで一人100万円以上)。だから、自分もこのニュースを聞いたときに、「きっと親が金持ちなんだろう」と思わなかったと言ったら嘘になる。でも最近、新聞に載っていたインタビューを読んで、彼女に対する見方が180度変わったのである!(※以下、記事より抜粋)

■ 本格的な登山を始めるにあたって、親からは「自分のやりたいことなのだから、金銭的なサポートは一切しない」と言われた。
■ だから、自分でスポンサーを募ろうと思い立った。
■ 高校の授業が終わると、企業にメールを送ったり、電話をかけたり。例えば100社に連絡して、直接会ってくれるのが5社、OKをいただけるのが1社。実際に連絡したのは、この10倍ぐらい。
■ 「実績もない人なんて支援できない」と強く拒絶されて悔しかったこともある。
■ でも「絶対に達成する」という覚悟を持ち続けていたから、手を差し伸べてくれる方が出てきた。


南谷さんは、実に1000社もの企業にコンタクトをとり、自力でスポンサーを見つけていた。以前、あるコンサルタントの方のセミナーで、「成果を上げるために必要なのは、”大量”に行動すること」と教わったけど、まさにこれを実践していたのである。それも高校生の段階で。『原因と結果の法則』ではないけど、のちに偉業を成し遂げる人は、周囲とは見ている世界やバイタリティが全然違うのだ!

一昨日、今季限りでの現役引退を表明した黒田博樹選手(広島カープ)は、新聞記者から「称賛され、尊敬を集め、誰もがうらやむ成功の野球人生は、どんなものですか?」と聞かれた際、「そんなんじゃないです」と即座に否定したそうだ。「やっている方はたまらない。”頑張れ”と言われるのがもうしんどい。言われることに体が拒否反応を示すから、余計に疲れるんです」。

南谷さんも「順風満帆に成功してきたように見える」と言われた際、「登山、学校、スポンサー探し・・・どれだけ失敗したかわかりません」ときっぱり否定。「でも失敗を”挫折”と思ってしまったら、前に進めない。失敗は私たちにとって、バネのように強くなるチャンス。成功以上に学べることが多いと思っています」。

傍から見ると「輝かしい人生」のように思えても、本当の真実は自分にしかわからないもの。第三者が”表面的な情報”や”一方的な思い込み”で、「あの人はこういう人だ」と勝手に決めつけるのはよくない、と改めて痛感させられた。

そんな南谷さんの気になる次の目標は、「真鈴」(Marine)という名前の通り、海を目指すそうだ。サーフィンやダイビングが趣味で、「7つの海をセーリングしながら、現地の子どもたちや若い人たちと触れ合いたい」とのこと。舞台が山であろうと海であろうと、壁にぶち当たったときは、きっとまた”大量行動”で道を切り拓くのだろう。こんなにしっかりしているのに、まだ19歳。今後の活躍が楽しみだ。



南谷真鈴さんから学んだこと

一方的な思い込みで相手のことを決めつけない。成功者は水面下で必ず大量行動をしている。