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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【丸山桂里奈、近賀ゆかり】人生の岐路に立つ、W杯優勝メンバーたち

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日本中が歓喜した、この瞬間から早5年。なでしこジャパンのW杯優勝メンバーたちもAround30となり、それぞれが人生の岐路に立っている。

丸山桂里奈 今季限りで引退…元なでしこ、11年独W杯優勝貢献(10/1 スポーツニッポンより)
 女子サッカーの元日本代表FW丸山桂里奈(33=コノミヤ高槻)が30日、所属クラブを通じ、今季限りでの現役引退を発表した。丸山は02年に代表デビューし、五輪にはアテネから3大会連続で出場。11年ドイツW杯では、準々決勝ドイツ戦の延長後半に劇的な決勝ゴールを決めた。
 主にスーパーサブとして起用された代表では79試合に出場し、14得点を記録。ロンドン五輪出場を懸けた11年アジア最終予選で右膝の前十字じん帯を断裂するなど、ケガに苦しんだ時期もありながら、明るいキャラクターでなでしこきっての人気者となった。 

 

澤穂希さん海堀あゆみさんに続いてまた一人、W杯優勝メンバーが現役を引退することになった。スポーツに世代交代はつきものだけど、寂しい気持ちでいっぱいだ。


丸山選手といえば、何と言っても11年ドイツW杯準々決勝、ドイツ戦の決勝ゴールだろう。この一撃がなければ、W杯優勝やその後のなでしこの躍進はなかったと言っても過言ではない。「ジョホールバルの歓喜」で岡野雅行さんが決めた劇的Vゴールと同じぐらい、後世に語り継がれるスーパーゴールだったと思う。「私にとってあのW杯の優勝・ドイツ戦のゴールが人生を変えてくれました。今でもあのゴールを見ると、本当に自分が決めたのかと思うような信じられない気持ちになります」

近賀ゆかり、豪クラブへ「新しい扉を開ける」自身2度目海外移籍(10/5 スポーツニッポンより)
 なでしこリーグのINAC神戸は5日、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」でも活躍したDF近賀ゆかり(32)がオーストラリアのキャンベラ・ユナイテッドに完全移籍することを発表した
 近賀はクラブを通して「INACで学んだ多くの事を活かし、近賀ゆかりらしいプレーを全面に出して、新しい扉を開けるチャレンジをしたいと思います。これからは皆さんと共にINACの応援をさせてもらいながら、自分自身もステップアップしている姿をご報告出来るように頑張ります!」とコメント。近賀は14年にイングランドの強豪アーセナルでプレーしており、今回が自身2度目の海外移籍となる。


丸山選手の一学年下で、同じくW杯優勝メンバーの近賀選手も大きな決断を下した。といってもこちらは引退ではなく、「新しい扉を開けるチャレンジをしたい」とオーストラリアリーグへ。INAC神戸で出場機会に恵まれず、活躍の場を求めての海外移籍という意味では、川澄奈穂美選手(シアトル・レインFC)と同じパターンである。

近賀選手や川澄選手はなでしこでも不動のレギュラーだったのに、知らない間に所属チームでサブの立場になっていたとは・・・。「まわるまわるよ 時代はまわる」ということを実感せずにはいられない。でもそこで腐ったり、愚痴をこぼしながらプレーするのではなく、「思い切って環境を変える」というのは一つの手だと思うし、「まだまだ頑張る」という気持ちがあることが何より嬉しい。

「そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ」(時代/中島みゆき

「あのころは輝いていた」と胸を張って言えるような、”そんな時代”や”あんな時代”がある人は、正直羨ましく思う。丸山選手と近賀選手にとってドイツW杯での優勝は、サッカー人生の中で「最も輝いた瞬間」だったことは間違いないだろう。

でも、二人とも過去の自分を引きずることなく、今の自分の境遇や現状を素直に受け入れて、「思うようなプレーができなくなったから引退する」「出番が少なくなったから移籍する」という決断を下した。このような”前だけを見る生き方”は、とても潔くて好感が持てる。なでしこをここまで盛り上げた功労者たちの、Next stageでの活躍を祈念したい。

 

丸山桂里奈選手&近賀ゆかり選手から学んだこと

過去の自分を引きずらない。今の自分を素直に受け入れること。