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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【小笠原慎之介】誰もが待ち望んでいた、甲子園V腕のプロ初勝利!

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「嬉しそうな満面の笑顔!コメントも初々しいし、ドアラもかわいい!」

中日小笠原「短く感じた」高卒新人一番乗りの初勝利(9/4 日刊スポーツより)

 中日ドラフト1位小笠原慎之介投手(18)が高卒新人で一番乗りのプロ初勝利を挙げた。1回に坂本に先制2ラン、2回にも1点を失った。立ち上がりは苦しんだが、3回無死二塁から3番坂本を外角直球、阿部を外角スライダー、村田をクロスファイアで3者連続見逃し三振。それ以降は巨人打線を封じ7回3失点。プロ最多の10奪三振、127球を投げ抜いた。
 直後の8回の攻撃で、1死二、三塁から代打攻勢。まずは藤井が中堅への犠飛、小笠原の代打野本が中前へ適時打。1点差とし2死二、三塁でエルナンデスの左前への2点適時打で逆転。18歳左腕の初白星につながった。「うれしいです。周りから見たら(初勝利まで)長く感じたと思いますが、毎試合毎試合成長できたので短く感じた」と喜びをかみしめた。

 
東海大相模のエース”として甲子園を制してから約1年。期待の”ドラ1ルーキー”がついにやってくれた。これまでは、勝利投手の権利を持って降板してもリリーフが打たれて白星を消されたり、いい投球をしても味方が点を取ってくれなかったりと不運が続いていたので、本人はもちろん、チームの誰もが待ち望んでいた初勝利である!

9度目の先発でようやくつかんだウイニングボールの感触を聞かれて、「硬球です!」と答えたのは笑ってしまったけど、降板後もずっとベンチで立ちっぱなしで大声を出して応援している姿や、「8回に点をとってもらって、救ってもらったので、座って応援じゃ申し訳ない」というコメントは本当に健気で、初々しくて、とても好感が持てた。

この試合はご両親と妹さんが観戦に訪れていたのだが、母親の美智子さんの勘がすごいのだ。8月7日のDeNA戦(横浜スタジアム)で息子が先発すると聞き、応援に行こうとしたら、なんとチケットは売り切れ。自宅でテレビ観戦を余儀なくされたことから、同じ日曜日に関東で行われるこの日の巨人戦のチケットを、1ヶ月前からすでに購入していたのだ!

その時点では、まだ小笠原選手が投げるかどうかもわからなかったのに、ドンピシャで登板日を当てて、一生に一度しかないプロ初勝利の瞬間を見届けることができた。「不確かな未来への先行投資」がこれ以上ない形で報われた、ご家族の喜びもひとしおだろう。

今季のこれまでの成績は0勝5敗。この日も降板時は0-3で負けていた。挫けそうになったこともたくさんあっただろうけど、巡り合わせや運気が悪いときも、前を向いて頑張っていればこういう嬉しいことがあるのだ。

「死にたくなるほど苦しい夜には、これは次に楽しいことがある時までのフリなのだと信じるようにしている。のどが渇いている時の方が、水は美味い。忙しい時の方が、休日が嬉しい。苦しい人生の方が、たとえ一瞬だとしても、誰よりも重みのある幸福を感受できると信じている」(東京百景/又吉直樹


日々生きていれば、うまくいかないことや辛いことなんて山ほどある。そういうときは、又吉さんの言うように「フリ」だと思って、そして小笠原選手のように前を向いて頑張ろうと思う。自分もいつか、「誰よりも重みのある幸福」を感受したい!


<P.S>
東海大相模の右のエース”として、小笠原選手とともに昨夏の甲子園を沸かせた吉田凌選手(オリックス)が、9月6日のウエスタン・リーグの広島戦でプロ初勝利を挙げたとのこと!ずっと動向が気になっていたので、これは嬉しいニュースだ。これからも二人で切磋琢磨しながら頑張ってほしい!


小笠原慎之介選手から学んだこと

うまくいかないことは、嬉しいことがあるまでの「フリ」だと考えるようにする。