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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【ウサイン・ボルト、グウェン・ジョーゲンセン】オリンピックの覇者に天才なし

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リオ五輪陸上男子100m、200m、400mリレーで、「3大会連続3冠」の大偉業を成し遂げた、ウサイン・ボルト選手ジャマイカ)。陸上で9個の金メダルは、カール・ルイスアメリカ)らに並んで歴代最多となった。

銀メダルや銅メダルを獲ったことがないので、「ボルト=五輪で負けなし」というイメージがあるけど、(今となっては信じられないのだが)初出場だったアテネ五輪では、200m1次予選で敗退しているのだ。

当時はまだ18歳。成長期で故障も多く、「脊柱側弯症」の影響もあって思うような結果が残せなかったようだ。このときに「ベイビー」と揶揄していたジャマイカ国民は、のちに9個も金メダルを獲ることになるなんて、思いもしなかっただろう。

ちなみに、リオ五輪の100mで2位に入ったジャスティン・ガトリン選手(アメリカ)は、アテネ五輪の同種目で金メダルを獲得している。2004年の時点では、「予選落ち(ボルト)」と「世界チャンピオン(ガトリン)」。12年かけて ”雲の上の存在” だった人に追いつき、追い越してみせた。

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リオ五輪女子トライアスロン金メダリスト、グウェン・ジョーゲンセン選手(アメリカ)。年間ランキングで2年連続1位の実力者は、2位に40秒差をつけて圧勝。トライアスロン発祥国のアメリカに、初の栄冠をもたらした。

自分はランナーの端くれだから、どうしてもランばかり注目して見てしまうのだけど、ジョーゲンセン選手のランニングフォームは上下動がほとんどなくて、本当に美しいのだ!今回も、スイムとバイクを終えた後のラン(10キロ)のタイムが34分09秒。ターミネーター級のスタミナの持ち主である。

今や「絶対女王」となったジョーゲンセン選手だが、前回のロンドン五輪ではバイクでパンクするというアクシデントに見舞われ、38位に終わっている。39位だった日本の上田藍選手の少し前にゴールしていたのだ。

ちなみに、このとき優勝したのはニコラ・スピリク選手(スイス)で、リオ五輪では連覇はならなかったものの、銀メダルを獲得した。2012年の時点では、「38位(ジョーゲンセン)」と「世界チャンピオン(スピリク)」。4年かけて ”雲の上の存在” だった人に追いつき、追い越してみせた。

2つの事例を日本人で例えると、2016年の時点で、「100m予選落ち」だった桐生祥秀選手や、「トライアスロン39位」だった上田選手が、今後のオリンピックで金メダルを獲るようなもの。一見、”夢物語”のように思えることを、ボルト選手とジョーゲンセン選手は実際にやってのけたのだ!「二人だからできたこと」と思うか、「二人にできたんだから自分にもできる」と思うか。世界で戦うアスリートなら、後者であってほしい。

”世界との距離感” を冷静に考えると、頂点までにはまだ少し距離があるかもしれないけど、これからの頑張り次第ではどうなるかわからない。ボルト選手は9個目の金メダルを獲得した後、インタビューでこう言っていた。「不可能なことはない。自分の人生哲学は限界を設けないことだ」。

 

ボルト選手&ジョーゲンセン選手から学んだこと

 「できる、できない」を決めるのは自分自身。「身の程知らず」でいこう!