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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【上原美幸】見事な大逃げ!名付けて「闘争心むき出し大作戦」

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「まるでツインターボのよう!日本人にはこれしかないという見事なレース!」

上原、「闘争心むき出し作戦」で決勝進出!/陸上(8/17 サンケイスポーツより)

 女子5000メートルで上原美幸(20=第一生命)がスタートから飛び出し、自己ベストに約2秒と迫る15分23秒41。1組7位で決勝に進み「自分らしい走りができた。決勝も恐れず戦うだけ」と瞳を輝かせた。
 「闘争心むき出し大作戦」と名付けた先行策。独走して歓声を一身に浴び、3500メートル付近で後続に追い付かれた後も上位に食らい付き、粘った。同種目での決勝進出は1996年アトランタ大会で4位入賞した志水見千子以来。東京五輪はマラソンで「金メダルを目指す」という。将来への期待がふくらむ予選通過となった。

 

「駄馬の先走り」ということわざがある。これは「競走などで最初だけ先行するが、やがて息切れして追い越されてしまう」という意味で、わかりやすい例で言うと、TBS『オールスター感謝祭』の「赤坂5丁目ミニマラソン」で、スタート直後の安田大サーカスの団長がまさにこれに当たる。

しかし、第一生命の山下佐知子監督が「しばらく高卒を取ってなかったけど、これは取らなきゃいけない」と惚れ込んだ20歳の逸材は、そうはならなかった。3500メートル付近で追いつかれてからも失速することなく粘り倒して、見事決勝進出を果たした。上原選手は団長とは違うのだ(当たり前だ!)。

「果敢な走りっぷり」は見ていて本当に気持ちがいいものだったし、レース直後のインタビューも全く息切れすることなく、実に爽やかだった。

「もう積極的なレースをするだけだと思っていたので、後ろを気にせず、自分らしいレースができました。ちょっと1回フライングがあったので、自分じゃないかなってちょっと心配だったんですけど、大丈夫だったみたいなので。あとは2組目を精一杯応援して、決勝に残れることを祈るのみです。自分の持ち味は粘りだと思っているので、もう粘り倒しました。尾西先輩と鈴木亜由子先輩なら絶対に決勝に進んで下さると思うので、もう祈る思いで全力で応援します。自分自身も一緒に行けたらいいなと思います」


受け答えがしっかりしていて、次の組で走る先輩に対する気遣いも感じられるし、「粘り倒した」という言葉がすごくいい!ちなみに上原選手は「大のねぎま好き」で、”ネバーギブアップ”にかけてねぎまのキーホルダーを集めているそうだ(※「マスペディア」こと増田明美さん情報)。

注目の女子5000メートル決勝は、本日午前9時40分から。結果はともかく、内容で気持ちを揺さぶられるような「闘争心むき出し大作戦 part2」が見たい!

なお、この種目での決勝進出は、アトランタ五輪で4位入賞した志水見千子さん以来とのこと。現状を考えると5000メートルで決勝に進んで4位というのは、かなりの快挙だったのだと思う。しかもこのときに金メダルをとった、中国の馬軍団の元エース・王軍霞さんは、組織的なドーピングがあったことを告白している。20年前のことだけど、こういうのは繰り上げ銅メダルにはならないのだろうか。

 

上原美幸選手から学んだこと

自分の持ち味を最大限に発揮するために、どうすべきかを考える。