人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【山口美咲、松本弥生】「9割水泳」からの「9割筋肉」に泣き笑い

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「2016年の流行語大賞は・・・ズバリ、『アモーレ』と『9割筋肉』だ!」

山口「9割が水泳」涙の引退表明も…松本イジる「9割筋肉じゃん」(8/7 スポーツニッポンより) 

 競泳女子400メートルリレー決勝で日本(内田美希池江璃花子、山口美咲、松本弥生)は3分37秒78で8位。悲願のメダル獲得はならなかった。
 それでもレース後、内田が「楽しかった」といえば、池江も「この4人で泳げてよかった」と話すなど充実した表情。第3泳者の山口は「水泳人生最後のレース」と目に涙を浮かべて引退を表明しながらも「私の9割は水泳でできているので、最高の水泳人生でした」と晴れ晴れと言い切った。
 選手生活を締めくくる感動のコメントになったと思いきや、隣の松本は爆笑。「9割水泳とか言うから…。9割筋肉じゃん」とツッコミ。このやりとりに最後はメンバー全員が笑顔を咲かせた。


萩野公介選手と瀬戸大也選手のダブル表彰台で、日本中が歓喜に湧いた8月7日。同じ日に行われた競泳女子400メートルリレー決勝後のインタビューで、「インパクトのある名言(迷言?)」が飛び出した。

山口:「私の9割は水泳でできているので、最高の水泳人生でした(感涙)」
松本:「(なぜか爆笑)9割水泳とか言うから。9割筋肉じゃん!」

このとき、松本選手が発した「9割筋肉」が、インターネットの『急上昇ワードランキング』で2位になるなど、話題になっている。山口選手と松本選手は同じ歳の親友で、普段から仲が良いとのこと。そんな二人だからこそできるやりとりだし、こういうユーモアあふれるコメントは、個人的に大好きだ!

今から数年前に、『人は見た目が9割』『伝え方が9割』など、「◯◯が9割」というタイトルの本がベストセラーになったけど、これからは「9割◯◯」という言葉が流行るかもしれない。
 

<競泳五輪選手の歴史に残る名言まとめ>
シドニー(2000年)「金がいいですぅ~」
アテネ(2004年)    「チョー気持ちいい」
■ 北京(2008年)        「何も言えねぇ」
■ ロンドン(2012年) 「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない
■ リオ(2016年)        「9割筋肉じゃん」 ← NEW !!


この微笑ましいインタビューで、北京に続いて2回目の五輪となった山口選手が、「初めてのオリンピックでしたが?」と経歴を間違えられるハプニングがあった。冷静に、「いえ2回目なんですけど」「北京のときに経験してるんですけど」と訂正していたけど、インタビュアーは失礼にも程があると思う。

決勝に残った時点で、何位だろうとレース後のインタビューは行われるのだ。出場選手も分かっているのに、どうして経歴の下調べの一つもできないのだろうか。

もし、自分がインタビュアーだったら、「北京は山口さんのみ、ロンドンは松本さんのみの出場でした。”一緒にオリンピックに行こう”という夢が8年越しで叶って、今こうして二人で決勝を泳ぎ終えて、どんなお気持ちですか?」ぐらいのことは聞いた。大して水泳に詳しいわけじゃないけど、これくらいの背景は少し調べればすぐにわかることだ。

勉強不足のインタビュアーは、「9割筋肉」に感謝しないといけないと思う。アナには「大喝!」を、うまく笑いに変えた松本選手には「あっぱれ!」を送りたい。そして、人生の9割を水泳に捧げてきて、体の1割しか脂肪がない山口選手、今まで本当にお疲れ様でした。

 

山口美咲選手と松本弥生選手から学んだこと

会う前に相手の経歴を調べておくのは、人として最低限の礼儀。