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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【宝富士大輔】角界のマツコ・デラックス、しょんぼり敢闘賞

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大相撲名古屋場所で、33連勝中だった横綱白鵬を破った宝富士関。これまではマツコ・デラックスさんに似ている」という外見の話題が先行していたが、土俵上でも存在感を示して初の敢闘賞を手にした。しかし、嬉しいはずの三賞インタビューではなぜか沈んだ表情。その理由は・・・?
 

宝富士 初三賞もしょんぼり…師匠に怒られた(7/25 スポーツニッポンより)

 敢闘賞を受賞した宝富士は“しょんぼり初三賞”となった。立ち合いの変化で栃煌山に勝って2桁に乗せ新関脇も濃厚としたが、風呂場に入る前に師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)に呼び止められ「そんな相撲で上を目指せるか!!」などと廊下に響き渡る声で激怒された。
 白鵬の連勝を33で止めるなど場所を盛り上げたが「めちゃめちゃ怒られたのでうれしくないです。こんな相撲取らなきゃ良かった」と表情はさえなかった。

 
”三役返り咲き” がかかった千秋楽の栃煌山戦で、「勝ちたい」と思うあまりに変化をしたことで、師匠の伊勢ケ浜親方が ”激おこぷんぷん丸” になってしまったのである。解説を務めていた北の富士さんも、立ち合いの変化の味を覚えちゃったね」とおかんむりだったとのこと。

「立ち合いの変化」はルール違反ではないけど、見ていて面白くないし、ガッカリ感が否めない。やっぱりファンは、大男と大男がドカーンとぶつかる「ガチンコの真っ向勝負」が見たいのだ!

個人的には、かつての舞の海さんや、現役力士だと宇良関(=居反りで有名)のような小兵力士が変化をするのは、まだ許せる気がする。なぜなら、まともに相手とぶつかっても勝ち目がないだろうし、「小よく大を制す」というのは大相撲の醍醐味の一つだと思うからだ。(※ちなみに宝富士関は、186センチ・165キロの堂々たる体格の持ち主である)

”変化”が批判されるかどうかは、その力士の「番付」にもよると思う。例えば、仕事でミスをしたとき、上司から「新人ならまだしも、中堅社員がこれでは・・・」などと言われたりする。”変化”も同じで、序の口や序二段ならまだしも、番付上位の関取がやるから白けるし、せっかくの盛り上がりに水を差すことになってしまう。

「給料は責任の重さに比例するもの」だと言われている。横綱=約282万円、大関=約234万円、三役=約170万円、平幕=約130万円、十両=約100万円 。これだけの給料が、日本相撲協会から毎月支払われているのだ。ガタイがよくて、西前頭2枚目の宝富士関は、体格・地位ともに小細工なんてしないで、正々堂々と相撲をとる責任があるように思う(願望も込めて!)。

今回、愛弟子が敢闘賞をとって、伊勢ケ浜親方も本当は嬉しかったはずだ。廊下に響き渡るほどの大声で怒鳴りつけたのも「期待の裏返し」だろう。本人もかなり反省しているようなので、三役に復帰する(であろう)来場所は ”マツコ富士” の相撲内容にも注目したい。

 

宝富士関から学んだこと

高い給料をもらっている人は、それなりのパフォーマンスを見せる責任がある。