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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【川澄奈穂美】ふり向くな、挑戦する君は美しい

サッカー

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イチローと同じだ、神戸からシアトルへ!!!」 

 

川澄、米シアトルに完全移籍「まだまだうまくなりたい気持ち」(6/18 スポーツニッポンより)

 海の向こうから、なでしこ返り咲きだ。INAC神戸は17日、元なでしこジャパンのFW川澄奈穂美(30)が米女子プロリーグのシアトル・レインFCに完全移籍することを発表した。
 契約期間は7月1日から今季終了となる10月までの4カ月間。INACでの出場機会が減少していた中で正式オファーが届き、「年齢的に“日本で落ち着いてやるのもいい”というのはあるけど、まだまだうまくなりたい気持ちがある」と移籍の理由を明かした。

 

あまりに突然の移籍でビックリしたけど、リオ五輪出場を逃し、高倉ジャパン初陣のアメリカ遠征には召集されず。最近はクラブでも、若手の台頭でベンチスタートが増えていた。きっと、「現状を打破したい」という思いがあったのだろう。

経営コンサルタント大前研一さんが、「人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える。二番目は住む場所を変える。三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変わらない」と言っていたけど、川澄選手はこのうち、二番目と三番目を変えたわけである。

シアトル・レインFCは2014年3月から半年間、期限付き移籍でプレーしたクラブだが、今回は完全移籍とのこと。なでしこリーグのシーズン途中に、自ら退路を断って新天地に行くなんて、相当な覚悟と意気込みを感じずにはいられない。

一度、INAC神戸の試合を観に行ったことがあるのだけど、試合後にスタンドのサポーターに向かって、最後までずっと笑顔で手を振っていたのが川澄選手だった。プレーもさることながら、ファンサービスがとても素晴らしい選手なのだ。

女子サッカー選手の日常を伝えるために、2009年5月1日にブログを開始。当時から「毎日更新」を目標にしていて、今日に至るまで約7年間、有言実行している。試合やトレーニングで疲れているはずなのに、本当に頭が下がる思いだ。

人気者になった今は、一つの記事に対して「いいね!」が1000ぐらいあるのだが、始めたころ(ドイツW杯の前)は1ケタだったこともあった。イチロー選手ではないけど、自分がやると決めたルーティンを、コツコツ続けることの大切さを実感する。

そして、このブログの内容がすごく充実していて面白いのだ!試合結果を伝えるときはまじめモードなのだけど、それ以外のときはユーモアたっぷりの文章と自虐ネタで笑いをとる。選手のプライベート写真もたくさん載せているし(同居している田中明日菜選手なんて専属モデル状態だ)、ときには読者へのプレゼント企画もある。ファンが喜ぶことをいつも考えてくれているのだろう。

そんな川澄選手は現在30歳。サッカー選手としてはベテランの域に差し掛かる年齢での海外挑戦となる。2011年のドイツW杯で優勝し、ロンドン五輪でも銀メダルを獲得。なでしこリーグのMVPと得点王も手にしていて、もう十分すぎるぐらい実績があるのに、今も高みを目指す気持ちが変わらないのが素晴らしい!

個人的に、こういう向上心のあるアスリートは大好きだ。シアトルでの背番号は、代表で初めて背負った「36」に決まった。あと6年、背番号と同じ36歳までは現役を続けてほしい。なでしこジャパンにも、まだまだ必要な選手だと思う。

 

川澄選手から学んだこと

すぐに結果が出なくても、自分がやると決めたルーティンはコツコツ継続する。