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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【キム・コリンズ】40歳で9秒台!驚異のおっさんスプリンター

陸上

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昨日(6月11日)行われた「陸上・日本学生個人選手権」の男子100メートルの準決勝で、桐生祥秀選手(20歳、東洋大)が自己ベストに並ぶ10秒01(日本歴代2位)をマークした。24日に開幕する日本選手権では、夢の9秒台の期待が懸かる。

そんな日本人はまだ誰も出していない9秒台を、今年、桐生選手のちょうど2倍となる40歳でマークしたのが、キム・コリンズ選手(セントクリストファー・ネイビス)である。5月のレースで9秒93の自己ベストを叩き出し、40代では史上初の9秒台突入となった。

(※ちなみに「セントクリストファー・ネイビス」というのは、コロンブスが発見したカリブ海の小さな国である)

最近は選手寿命が伸びていて、2004年アテネ五輪100m金メダリストのジャスティン・ガトリン選手(34歳)が未だに現役を続けているのも凄いことだと思っていたけど、100mの自己ベストを40歳で更新するなんてアンビリーバブルだ!

オリンピックは1996年アトランタ大会から出場し、世界選手権は2003年パリ大会の100mで金メダルを獲得している。世界大会で決勝に残るようなスプリンターは「筋骨隆々のガッチリ体型」が多いのだが、コリンズ選手は175センチ・67キロ。上背が高いわけでもなく、どちらかと言えば日本人と同じような「スラっとした体型」で頑張っているので、個人的にもとても好感を持っている。

最近は、若い選手から「両親があなたのファンです」と言われたりもするそうだが、世界チャンピオンになってから13年たった今も、「年齢は関係ない。まだまだ強くなれる」と衰えることのない情熱を口にしている。6月5日に行われたダイヤモンドリーグ第6戦、バーミンガムグランプリの100mでは、アメリカ勢ら強敵を抑えて10秒11で優勝。筋力や体力が多少落ちても、モチベーションが落ちなければ第一線でやっていけることを、自ら証明してみせた。

コリンズ選手は、長く競技を続けられる理由を聞かれて、体調管理が一番。走りは体が覚えている」と地道な鍛錬の重要性を語っている。今年、メジャーリーグで42歳のイチロー選手が大活躍を見せているのも、「地道な体調管理」と「毎日の準備」の積み重ねがあってこそ。長らくトップレベルで活躍している人がやっていることは、どの世界でもだいたい同じなのだと思う。

 

キム・コリンズ選手から学んだこと

長く競技を続けるためには、毎日の体調管理が何よりも大事。