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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【浅野拓磨】さあ、シュートに目覚めよう!

サッカー

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6月7日に行われたサッカーキリンカップ決勝のボスニアヘルツェゴビナ戦で、記念すべき国際Aマッチ初先発を果たした「ジャガー」こと浅野拓磨選手(サンフレッチェ広島)。左膝痛で欠場したエース・本田圭佑選手の穴が埋められるか注目が集まったが、結果はほろ苦いものとなってしまった。

 

FW浅野拓磨 不発に号泣…ラスト絶好機にパス選択(6/8 デイリースポーツより)

 やり場のない後悔が涙となってあふれた。1点を追う後半48分、清武のパスを受けたFW浅野拓磨(21)=広島=は、GKと1対1になりながら小林悠へのパスを選択。相手DFにクリアされ同点の決定機をつぶした。「結果的に入っても入らなくてもシュートで終わりたかった。消極的な部分が出た」。敗戦後は責任を痛感するあまり、しばらく顔を上げることができなかった。

 

今、「浅野」と検索すると、予測変換で「パス」「シュート」「打てよ」「チキン」などというキーワードが出てくる。やはりあの場面は「自分で打ってほしかった」というのが、多くのサッカーファンの総意なのだろう。

もちろん、シュートを打っても入っていたかどうかはわからない。でも日本代表の、それもA代表のFWなら、チャレンジをしてほしかったのだ。打った結果、外していたなら、ここまで批判を浴びることはなかったはず。この日、市立吹田サッカースタジアムに詰めかけた3万人を超える観客からのため息の理由は、「チャレンジすらしないという消極性」に対してだったと思う。

前回のブログで書いたのだけど、先日、山口県で行われた女子バスケットボール・インターハイ予選の決勝戦は、残り0.9秒から2点差を逆転するという劇的な試合となった。このとき、勝った徳山商工の最後にロングシュートを打った選手(西田保乃伽さん)は、時間が0.9秒しかなくても、ボールをもらった位置がセンターラインより後ろでも、諦めないでチャレンジをしたのである。

勝ち越されたときに『負けた』と思いましたが、スローインした選手から『最後、シュート打てるよ』と声をかけられて、狙ったんです」もし外れていたとしても、それは「チャレンジした結果の失敗」だから責める人はいなかったと思う。チャレンジすること、シュートを打つことがいかに大切か、この2つの事例からも学べるのではないだろうか。

今回、浅野選手は試合後のピッチで、人目をはばからずに悔し涙をこぼしていた。本田選手は「僕は泣かないんで、泣く選手の気持ちは分からない」とコメントしていたけど、個人的には、たとえ親善試合でも泣いて悔しがるような選手は嫌いじゃない。まだ若いから挽回のチャンスはあると思うので、これを「トラウマ」にするのではなく「糧」にしてこれからも頑張ってほしい。

 

浅野選手から学んだこと

チャレンジしての失敗はOK、チャレンジすらしないのはNG。