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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【山口智子】自分のスタイルを確立する

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女優の山口智子さん。短大卒業後にモデルとしてデビューし、88年にNHKの朝の連続テレビ小説純ちゃんの応援歌』のヒロインに。その後も、『ダブル・キッチン』『29歳のクリスマス』『ロングバケーション』など数多くの人気ドラマの主役を務め、”連ドラの女王”と呼ばれた。

31歳のときに俳優の唐沢寿明さんと結婚した山口さんは、現在51歳(信じられない!)。今年2月に発売された雑誌『FRaU』のインタビューで語った内容が、大きな反響を呼んでいる。

 

私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択があっていいはず。もちろん、子供を持って初めてわかる感動もあると思います。実際に産んでみないとわからないことだと思うけれど。でも私は、自分の選択に微塵の後悔もないです。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです。

 

少子化が問題視される中、山口さんの「子供を持たない人生を選んだ」という公の発言に、多くのメディアが食いついた形である。でも1万字のインタビュー全文を熟読すると、本当に伝えたかったことは下記の部分ではないか、と思った。

 

人生において大事なのは、自分のスタイルを見つけることだと思います。結婚も、”人それぞれ”の形があると思う。人の真似をする必要はない。私はもちろん、世界で一番幸せだと思って生きてます。すっごく幸せです(笑)!

 

山口さんは、仕事も、結婚も、趣味も、出産も、全ての決断に「自分なりのスタイル」をきちんと持っていて、周囲に流されるのではなく、自分の意思で選択してきたそうだ。芸能人はデビューしてからずっと、人生を見られているような状態だと思うのだが、自分のスタイルや生き方が確立している人は、他人からどう思われても気にしないということだろう(逆に言うと、それぐらい確固たる自分を持っていないと、周囲のプレッシャーやストレスに押しつぶされてしまう商売なのかもしれない)。

V6の岡田准一さんも、著書『オカダのはなし』の中で 、「人から思われる自分のイメージ、できれば嫌われたくはないけど、あえて気に入られたいとも思わない。人にどう思われるか、それは意味のない期待だから。それよりも自分自身がどういう人になりたいか、これをきちんと考えることの方が大事」だと述べている。

セレンディピティserendipity)とは、「ステキな偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること」だが、このブログを書いているときにKindle村上春樹さんの『村上さんのところ』を読んでいて、セレンディピティを感じた文章があった。「結婚していないので、肩身が狭い思いをしています。どうすれば未婚を気にせずに生きられるのでしょうか」という読者からの相談に対する返事である。

 

未婚生活の楽しい面をみつけて(いくつもありますよね?)それを満喫されることです。どうして肩身の狭い思いをしなくちゃいけないんですか?既婚の人に「うらやましい」と思わせるような生き方をすればいいんです。

 

他人の生き方を「羨む」のではなく、他人に「羨ましい」と思われるような生き方をすればいい。なんだか心にストンと落ちるアドバイスである。生き方に”正しい”も”間違い”もない。生き方は人の数だけあるのだ。『FRaU』のインタビューを読んで「やっぱり山口さんって素敵だなぁ」と思ったのだけど、羨んだり比べたりするのではなく、あくまでも自分が他人から「羨ましい」と思われるような生き方をすること。なにかと外野の声が煩わしいときこそ、大切にしたい心構えである。