人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【トレンディエンジェル、すなば珈琲】マイナスをプラスに転じる

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先日、5年ぶりに開催された漫才の日本一決定戦『M-1グランプリ』で優勝したトレンディエンジェル。結成当初は普通のコントをやっていたのだが、先輩芸人から「ハゲているのに、なんでそれを活かしたネタをやらないんだ」とアドバイスを受け、二人の共通の特徴を前面に出した”ポジティブな自虐ネタ”をやるようになった。

本来なら”笑ってはいけない”はずのコンプレックスを、”笑ってもいい”という楽しい空気感にできるところが、彼らの漫才の実力だろう。M-1の決勝でも、「松浦亜弥と同じ年の29歳でーす!」「イェーイ、めっちゃハゲでーす!」と元気よく登場し、会場全体の雰囲気を一気に引き寄せた。

優勝会見では「今日ほどこの頭でよかったって思ったことはありますか?」と聞かれ(なんだか失礼な質問だ!)、「毎日ありますね。思ってるほど嫌じゃないです。毎日楽しいです。男は見た目じゃないんで」と回答。ないものはない。だから、個性を受け入れて前向きに生きる。見習いたいところだ。

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鳥取県に『すなば珈琲』という喫茶店がある。平井伸治県知事の「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバはある」という名言?をきっかけに作られた。鳥取砂丘とスタバをもじったネーミングセンスが抜群である。

しかし今年の5月、スターバックスがついに日本で唯一出店していなかった鳥取県にも上陸。「スナバもスタバもある」ことになってしまい、すなば珈琲は”大ピンチキャンペーン”を展開することに。「いよいよこの時がやってまいりました」「これからもスナバを応援してください」「3回に1回ぐらいはぜひ、当店の方をご利用ください」と、自虐的なキャッチコピーを添えたチラシを配り、地元住民に来店を訴えた(この必死さ、嫌いじゃない!)。スタバができてしまったものは仕方ない。だから、危機的なシチュエーションを逆手に取る。見習いたいところだ。

トレンディエンジェルとすなば珈琲は、今あるものや陥った状況をうまく活かして(マイナスをプラスに転化して)、笑いに変えたり、商売のウリにしているところが魅力だと思う。これからも”いい塩梅の自虐ネタ”を連投して、ずっと生き残ってほしい。