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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【山田哲人】人生は何が幸いするかわからない

野球

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2015年のプロ野球シーズンで、トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成したヤクルトスワローズの山田哲人選手。過去80年間で8人しか成し遂げていない大偉業で、まさに超一流選手の証だ。

今年23歳、若きスーパースターの山田選手は、履正社高校から2010年にドラフト1位で入団したのだが、「外れ外れ1位」だったのをご存知だろうか。ヤクルトは1位で斎藤佑樹選手(日本ハム)を指名したが抽選に外れ、次に塩見貴洋選手(楽天)を指名したがまたも抽選に外れ、3度目の正直で指名したのがこの山田選手だったのだ。

高校時代、1年生から公式戦に出場していたが、大阪桐蔭PL学園の2強を前に甲子園にはなかなか手が届かず。最後の夏は4回戦でPLと対決。大阪桐蔭が3回戦で敗退しており、事実上の決勝戦と言われていた。しかしその大一番を前に、本人いわく「いろいろなことが重なって」体調を崩してしまう。とても試合に出られるような状態ではなかったが、点滴を打って必死に回復に務め、9回に山田選手の2点タイムリーで追いついた履正社は延長戦をものにした(のちに甲子園の切符も獲得している)。

かつては体調管理の甘さや精神的な脆さもあった山田選手が、今やトリプルスリー達成者となり、日本シリーズでは3打席連続ホームランを打ち、侍JAPANのクリーンアップを任されるようになるのだから、人は変わるものだなぁと思う(メキメキと成長していく選手の姿をリアルタイムで見れるのは、本当に楽しい!)。

ドラフトで2度も抽選を外した小川監督(当時)は「スカウトにも球団の方にも申し訳ない」と肩を落としていたそうだが、今となってはその年一番の当たりクジを引いたと言っても過言ではないだろう。 「災い転じて福となる」「人間万事塞翁が馬という言葉があるが、本当に人生は何が幸いするかわからない。

友達の付き添いでしぶしぶコンサートを観に行ったら、あまりの歌の上手さに涙が出るくらい感動した。いつもと同じ電車に乗り遅れたので一本遅い電車に乗ったら、その電車は空いていて座れた。ランチで行きたかったお店が満席で入れず、仕方なく近くにあったよく知らないお店に入ったらすごく料理が美味しかった…etc。

私たちの日常生活においても、最初は自分が本来望んでいたことではなかったとしても、後々それでよかったと思えることがある。だから目先の結果に一喜一憂するのではなく、「なるようになるさ」と自然の流れに身を任せるのが一番いいのかもしれない。