人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【くまモン】真の実力者は常に謙虚

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今年で第6回となる「ゆるキャラグランプリ2015」が浜松市で開催されている。全国で2000~3000のキャラクターが乱立し、飽和状態と言われる中、圧倒的な人気と知名度を誇っているのが2011年の覇者=くまモンである。

くまモン熊本県をPRするキャラクターとして2010年に誕生した。商標の使用料を原則無料としたこともあり、これまでに生み出した経済効果は1000億円以上(推定)。もはや「ゆるキャラ」の枠を超えて、「売るキャラ」に成長したと言っていい。

天皇・皇后両陛下から「くまモンはお一人でやっているのですか?」と質問されるぐらい、今や各地のイベントに引っ張りだこで、登場すればたちまち人だかりができるくまモン。そんな人気者にもかつては辛い下積み時代があった。

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熊本の「うまかモンやよかところ(美味しい食べ物や豊かな自然)」をアピールするために、県外のイベントに自主的に参加したいと言っても断られ、県内の訪問先には観客が数人しか集まらず、子供に近付くと泣かれることも。しかし「まずは名前を覚えてもらおう」と名刺を1万枚作成し、あちこちに出没して配り歩くなど地道なPR活動を続けたことで、少しずつファンを増やしていったのだ。

そんな時代があったからこそ、くまモンは今でもファンとの交流を大切にしている。保育園や幼稚園で子供たちと一緒に「くまモン体操」を踊ったり、毎朝ツイッターで40万人のフォロワーに向けて「おはくま~(おはよう)」と写真付きでつぶやいたり、6000枚以上届く年賀状にも手書きのメッセージとサインを添えて、全員に返事を出している。

「サッカーにおいて難しいのは、勝つことよりも勝ち続けることなんだ」

これはチェルシージョゼ・モウリーニョ監督の言葉だが、人気も同じではないかと思う。一時期だけブームになっても、すぐに忘れ去られるキャラはたくさんいる。人気を維持するのは本当に大変なことなのだ。だからくまモンといえども、このゆるキャラ戦国時代の中で生き残るには、手間暇をかけた努力が欠かせないのだろう。