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人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【イチロー、澤穂希】神様が用意してくれた舞台

野球 サッカー

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今年から新たに開催された「世界野球WBSCプレミア12」が佳境を迎えている。

「野球日本代表=侍JAPAN」のこれまでの国際大会の中で(個人的に)一番印象に残っているのは、第2回WBCの韓国との決勝戦で、延長10回にイチロー選手が勝ち越しタイムリーを打ったシーンである。

この大会のイチロー選手は予選ラウンドからなかなか調子が上がらず、打撃不振に苦しんでいた。送りバントを失敗してうつむくような場面も見られ、のちに優勝会見でも「最後まで足を引っ張った。韓国のユニホームを着、キューバのユニホームを着、いろんなチームのユニホームを僕は着ました」と語っている。

それが、最後にJAPANのユニホームを着て、世界一美しいセンター前ヒットを放ち、「美味しいことだけ頂きました!」となるのだからさすがとしか言いようが無い。

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女子サッカー日本代表=なでしこJAPAN」のこれまでの国際大会の中で(個人的に)一番印象に残っているのは、なんといっても2011年ドイツW杯の決勝戦である。

それまで一度も勝ったことがなかったアメリカに対し、90分を終えて1-1で延長戦に突入。1-2で迎えた延長後半12分、澤穂希選手が執念の同点ゴールを決めたシーンはおそらく一生忘れないだろう。絶対に決めてほしい場面で、当たり前のように決める。日頃から「苦しい時は私の背中を見て」と言っているなでしこのエースの凄みを、改めて思い知らされた。

スポーツは「筋書きのないドラマ」だと言われるが、第2回WBCとドイツ女子W杯は日本にとって、「出来すぎた筋書き」があったとしか思えないようなハッピーエンドとなった。決勝タイムリーを打ったことや、同点ゴールを決めたことももちろん凄いのだが、それ以前にあの場面で打席が回ってくる、ボールが飛んでくる、というのが凄いと思う。神様は才能や努力に見合ったステージを用意しているのだ。

「決勝戦の順位は努力の順位」という言葉がある。どんな大会でも決勝まで残るようなチームは相当強くて、力の差なんてほとんどない。だから最後は努力した方が勝つ。二人の千両役者が積み重ねてきた努力の日々が、最後の最後にほんの少しだけ、日本に勝ち運を引き寄せたのだろう。それにしても二人とも、トロフィーや紙吹雪が本当によく似合う!