人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【村上春樹、羽生善治】煉瓦をコツコツ積み重ねる

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日本を代表する小説家の村上春樹さん。国内での人気や知名度は言うまでもないが、毎年この時期になるとノーベル文学賞をとるかとらないかで騒ぎになるなど、海外での評価も高い。

村上さんは、毎日のリズムや規律をとても大切にしていて、「早寝早起きをして、毎日10キロ走って、一日10枚原稿を書く」という規則正しい生活を、もう何十年もの間ずっと続けている。

話題の新刊『職業としての小説家』によると、小説家として生き続けるためには、「巡り来る日々を一日また一日と、まるで煉瓦職人が煉瓦を積むみたいに、辛抱強く丁寧に積み重ねていくこと」が大切なのだそうだ。

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1996年に将棋界初の7タイトル(竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将)を独占するという、前人未到の偉業を達成した棋士羽生善治さん。

早くから「天才」として知られていた羽生さんだが、著書『決断力』の中で、「十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。ペースを落としてでも続けること。1回1回の集中力や速度、費やす時間などを落としても、毎日少しずつ続けること」が大切だと述べている。

村上さんと羽生さんはその圧倒的な実績から、生まれ持った”天賦の才能”があるように思われがちだ。しかし二人は、早くからコツコツ継続することの重要性を認識し、実際にそのような日々を積み重ねてきた。何もしないでいきなりスカイツリーの高さに到達したわけではなく、煉瓦を一段ずつコツコツ積み重ねてきた結果、気づいたときにはスカイツリーの高さになっていたのだ。

「英雄とは、自分のできることをした人である。ところが、凡人はそのできることをしないで、できもしないことを望んでばかりいる」

これはフランスの作家、ロマン・ロランの言葉だが、二人がやってきたことを思うと、現在の地位を確立できた理由がわかる気がする。