人生で大切なことはすべてアスリートから学んだ

優れた成績(結果)を残す選手には、必ず理由(原因)がある。アスリートがプレーで表現してくれたことを、わかりやすい文章に落とし込んで発信します。

【舞の海秀平、青木宣親】並々ならぬ思いで夢を実現

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現役時代、小さな体で大きな力士をなぎ倒し、”平成の牛若丸”と言われた舞の海秀平さん。現在はNHK大相撲解説者を務める傍ら、スポーツキャスターとしても活躍している。

日本大学相撲部出身の舞の海さんは、1990年3月に新弟子検査を受けたのだが、身長が3cm足りずに不合格。しかし「力士になりたい」という夢を諦めきれず、美容整形外科で頭にシリコンを入れる手術を受けて身長を伸ばし、二度目でようやく合格を勝ち取った。

入門後も、体が小さいというハンディを抱えて苦労が多かったはずだが、手術後1ヶ月も続いた激痛を乗り越えてようやくつかんだ力士の座。大きな人ができない技(八艘飛び)や観客を驚かせる技(猫だまし)を、四六時中考えることが「楽しくて仕方なかった」という。

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メジャーリーガーとして4年目のシーズンを迎えた青木宣親選手。昨年はロイヤルズの主力として、ワールドシリーズに出場。今年はその対戦相手だったジャイアンツに移籍し、この5年で3度の世界一に輝いている最強軍団の一員となった。

一見、順調にキャリアを重ねているように思える青木選手だが、ポスティングシステムで移籍した当時はかなりの低評価で、契約前に”入団テスト”を受験させられたこともあった。このような扱いを受けることは屈辱以外のなにものでもなかったはずだが、年俸や待遇などは一切気にせず、かねてからの夢であったメジャーリーグの世界に飛び込んだ。

「Where there is a will,  there is a way.(意志あるところに道は開ける)」

舞の海さんは学生横綱になるような”相撲エリート”ではなかったし、青木選手も甲子園で優勝するような”野球エリート”ではなかった。「力士になる」「メジャーリーガーになる」という夢への扉も簡単には開かなかったが、並々ならぬ思いでこじ開けた。その後の活躍を見ていると、やはり「こういう強い気持ちを持った人が最終的には成功するのだなぁ」とつくづく思う。